HUMAN LAND 人間の土地
奈良原一高
著者 | 奈良原一高 |
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出版社 | 復刊ドットコム |
判型 | A4変・上製 |
頁数 | 176 頁 |
ジャンル | エンタメ |
ISBNコード | 9784835458779 |
商品内容
巨匠・奈良原一高が一躍時の人となった、伝説の初個展『人間の土地』。
その作品群をまとめた写真集が、造本を一新し新装版として復刊!
明治日本の産業革命遺産として、2015年に世界遺産にも認定された、長崎市沖に浮かぶ周囲1.2㎞ほどの無人の島・端島。通称・軍艦島とも呼ばれるこの島には、最盛期の1960年に、狭い島内に約5,000人を越える人々が暮らしており、当時の東京の9倍という脅威の人口密度を誇りました。
石炭がエネルギー資源とされていた時代、そこに暮らす炭鉱労働者たちとその家族の姿をとらえた第一部「緑なき島」と、1924年の鹿児島・桜島の大噴火により600戸以上あった村の家屋をはじめ3メートルもの鳥居までもが地中に埋まってしまった桜島東部の集落・黒神村を取り上げる「火の山の麓」。これら二部構成で、本作品集はまとめられています。
いずれも過酷な環境下で生きる人々の力強い姿がストレートに捉えられており、奈良原自身初となった1956年銀座松島ギャラリーでの個展、その約30年後の1987年にリブロポートより刊行された写真集は、ともに大きな反響を呼びました。
隔絶された二つの場所に近代日本の閉塞感をも象徴させ、どこか心象的とも取れる作品群は、日本写真史の中で“パーソナル・ドキュメント”として確立され、以降の活動にもつながっていきます。
特に第一部「緑なき島」での記録は、約40年前に無人・廃墟となった端島が稼動していた時代の貴重な生きた資料としても名高く、多くの復刊リクエストを呼んでいます。
オリジナル装丁の魅力を活かしながら新装復刊する『人間の土地』。
その魅力を、ぜひお手にとって直接ご覧ください。
▼著者プロフィール
奈良原一高(IKKO NARAHARA)
1931年福岡生まれ。
1959年早稲田大学大学院(芸術学専攻)修士課程修了。
在学中の1956年に、初個展「人間の土地」が大きな反響を呼び、写真家としての活動を始める。
1959年、東松照明、細江英公、川田喜久治らとセルフ・エージェンシー「VIVO」を結成(1961年解散)。その後、パリ(1962~64)、ニューヨーク(1970~74)と拠点を移しながら活動。1974年帰国後も世界各地を取材し、多数の展覧会を開催。写真集も数多く出版し、国際的にも高い評価を受ける。
主な個展に、「Ikko Narahara」ヨーロッパ写真美術館、パリ(2002~03)、「時空の鏡:シンクロニシティー」東京都写真美術館(2004)、「手の中の空 奈良原一高1954-2004」島根県立美術館(2010)、「王国」東京国立近代美術館(2014~15)など多数。写真集に、『静止した時間』(1967)、『ジャパネスク』(1970)、『消滅した時間』(1975)、『人間の土地』(1987)、『ヴェネツィアの夜』(1985)、『時空の鏡』(2004)、『太陽の肖像』(2016)など。主な受賞に、日本写真批評家協会新人賞(1958)、芸術選奨文部大臣賞、毎日芸術賞(1968)、紫綬褒章(1996)など。
※本書は『HUMAN LAND 人間の土地』(1987年 リブロポート発行版)を底本に、新たな装丁で出版するものです。
※本書は2017年に弊社より発行した書籍の価格改定版です。一部のプロフィールやバイオグラフィーを除き、内容は2017年のものと変更ありません。
奈良原一高 2017
協力:奈良原一高アーカイブズ
その作品群をまとめた写真集が、造本を一新し新装版として復刊!
明治日本の産業革命遺産として、2015年に世界遺産にも認定された、長崎市沖に浮かぶ周囲1.2㎞ほどの無人の島・端島。通称・軍艦島とも呼ばれるこの島には、最盛期の1960年に、狭い島内に約5,000人を越える人々が暮らしており、当時の東京の9倍という脅威の人口密度を誇りました。
石炭がエネルギー資源とされていた時代、そこに暮らす炭鉱労働者たちとその家族の姿をとらえた第一部「緑なき島」と、1924年の鹿児島・桜島の大噴火により600戸以上あった村の家屋をはじめ3メートルもの鳥居までもが地中に埋まってしまった桜島東部の集落・黒神村を取り上げる「火の山の麓」。これら二部構成で、本作品集はまとめられています。
いずれも過酷な環境下で生きる人々の力強い姿がストレートに捉えられており、奈良原自身初となった1956年銀座松島ギャラリーでの個展、その約30年後の1987年にリブロポートより刊行された写真集は、ともに大きな反響を呼びました。
隔絶された二つの場所に近代日本の閉塞感をも象徴させ、どこか心象的とも取れる作品群は、日本写真史の中で“パーソナル・ドキュメント”として確立され、以降の活動にもつながっていきます。
特に第一部「緑なき島」での記録は、約40年前に無人・廃墟となった端島が稼動していた時代の貴重な生きた資料としても名高く、多くの復刊リクエストを呼んでいます。
オリジナル装丁の魅力を活かしながら新装復刊する『人間の土地』。
その魅力を、ぜひお手にとって直接ご覧ください。
★本書の特長
世界的な写真家・奈良原一高の初個展「人間の土地」をまとめた豪華作品集を造本新たに完全復刻!
世界的な写真家・奈良原一高の初個展「人間の土地」をまとめた豪華作品集を造本新たに完全復刻!
▼著者プロフィール
奈良原一高(IKKO NARAHARA)
1931年福岡生まれ。
1959年早稲田大学大学院(芸術学専攻)修士課程修了。
在学中の1956年に、初個展「人間の土地」が大きな反響を呼び、写真家としての活動を始める。
1959年、東松照明、細江英公、川田喜久治らとセルフ・エージェンシー「VIVO」を結成(1961年解散)。その後、パリ(1962~64)、ニューヨーク(1970~74)と拠点を移しながら活動。1974年帰国後も世界各地を取材し、多数の展覧会を開催。写真集も数多く出版し、国際的にも高い評価を受ける。
主な個展に、「Ikko Narahara」ヨーロッパ写真美術館、パリ(2002~03)、「時空の鏡:シンクロニシティー」東京都写真美術館(2004)、「手の中の空 奈良原一高1954-2004」島根県立美術館(2010)、「王国」東京国立近代美術館(2014~15)など多数。写真集に、『静止した時間』(1967)、『ジャパネスク』(1970)、『消滅した時間』(1975)、『人間の土地』(1987)、『ヴェネツィアの夜』(1985)、『時空の鏡』(2004)、『太陽の肖像』(2016)など。主な受賞に、日本写真批評家協会新人賞(1958)、芸術選奨文部大臣賞、毎日芸術賞(1968)、紫綬褒章(1996)など。
※本書は『HUMAN LAND 人間の土地』(1987年 リブロポート発行版)を底本に、新たな装丁で出版するものです。
※本書は2017年に弊社より発行した書籍の価格改定版です。一部のプロフィールやバイオグラフィーを除き、内容は2017年のものと変更ありません。

協力:奈良原一高アーカイブズ
≪特報≫
2022年10月頃の刊行予定で、写真家・奈良原一高の最高傑作と呼ばれる写真集『ヨーロッパ・静止した時間』新装復刊企画が進行中! 商品情報が決まり次第、当サイト上にて告知します。どうぞお楽しみに!読後レビュー
全1件
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再販めでたい
前回購入しそびれてしまい、プレミア価格では購入する気になれず悶々としておりました。
再販凄く嬉しいです。私も趣味で写真をたしなみますが逆立ちしてもこんな写真は撮れません。圧倒されます。 (2022/09/25)
復刊投稿時のコメント
全41件
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日本が世界に誇れる素晴らしいPhoto Artistである奈良原一高氏の作品は、なかなか目にすることが出来ません。GOOD!0
ネット時代の今、
彼の評価は上がっても下がる事は無いのに、
作品が広く知られていないのはとても残念です。
特に、この作品集で描かれている軍艦島の一連の作品は、他の写真家とは全く異なるアプローチです。言うまでもなく作品のArt性やクオリティはとても高い。
ぜひ復刊して頂き、
多くの方の眼に触れる事が可能になれば、とても嬉しく思います。
宜しくお願い申し上げます。 (2025/03/12) -
奈良原一高が好きで王国やヨーロッパ・静止した時間を所有しているが、本書は未所有のため。 (2025/03/10)GOOD!0
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東京国立近代美術館で「王国」を見てから、写真の持つ力に惹かれて、よく写真展に行くようになりました。でも一番惹かれるのは奈良原一高です。「ヨーロッパ・静止した時間」は手にできたので、「人間の土地」も是非見てみたいものだと思います。 (2024/12/24)GOOD!1
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昭和の日本の建築物や風景、日常生活の写真が好きなので。 (2024/07/13)GOOD!0
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友人に勧められたため (2022/04/13)GOOD!0
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