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名刀甲冑武具大鑑

小川盛弘

59,400円(税込)

(本体価格 54,000 円 + 消費税10%)

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  • 名品原寸写真(B4 判・巻 4ツ折り・4葉)


    初版限定特典として、鎌倉時代の甲冑の精緻な金細工、戦国時代の陣羽織の卓抜した意匠文様など、唯一無二のサムライアートの美を高精細印刷で再現した額装用写真をプレゼント!




    2023年3月31日(金)までの特別価格:本体 54,000円+税
    それ以降は、本体60,000円+税 での定価販売となります。
著者 小川盛弘
出版社 NHK出版
判型 B4
頁数 364 頁
ジャンル 実用書
ISBNコード 9784140093610

商品内容

日本独自のサムライアート。美と迫力をまとめて堪能する美術書

刀剣・甲冑を中核とした戦具は侍の表道具。彼らが最も大切にしたものだ。
日本を約700年の長きにわたり実質的に支配・統率してきた侍たちが、己の領民と領国を護るため、刀匠や甲冑師たちに最高のものを作るように命じて完成させた表道具は晴れ装束であり、同時に戦いに敗れれば一転して死に装束となってしまうものでもあったから、考えられないほどの財が投じられ、贅が尽くされた。そこに求められたのはきらびやかさだけではなく、実戦に際して最高に役立つように無駄を削ぎ落した、洗練された美しさだった。
本書は、世界から注目されるサムライアートの美を、名品をたっぷり鑑賞しながら日本史を通観する流れのなかでとらえ直していく。

▼本書の特色
1. 日本を約700年間支えた「サムライ」の表道具の華がこの本のなかで初めて一堂に会する--- 口を越える国宝の刀剣、国宝の甲冑19領を収載予定。
現在、国宝指定を受けている工芸254点のうち、刀剣は122点を数えます。そのうち100点以上の国宝を収録しています。これだけのボリュームの国宝を一冊の本に盛り込んだものは、他に類を見ません。

2. 刀剣、甲冑、馬具や陣羽織等を含む多彩な武具を「サムライアート」として初めて集大成。
本書は、侍の精神文化の形成に大きなインパクトを与えてきた「サムライアート」を、総合的に大観する初めての企画です。侍にとって、絵画・陶磁器・彫刻など一般的な美術品として扱われるものは「奥道具」ないし「裏道具」と呼ばれる存在で、刀剣・甲冑などを中核とした戦具こそが「表道具」として最も大切にされた品であり、そこにこそ、侍たちの思いの丈が投入され、各時代の最高の技術が結集しているのです。それを本書は集大成します。

3. 傑作・名品に加え、本邦初公開の逸品も紹介。原寸写真や拡大図で、技術の粋、美のこころに迫る決定版。
拡大図を掲載することで、実物のもつ力をダイレクトに体感できます。また多様な部分図とさまざまなアングルからの図版を収録しており、その細部の宿るこだわりや技巧を発見できます。時を越えた臨場感も伝わる内容です。

4. 明治維新後に海を渡った日本の名刀や武具の数々--- メトロポリタン美術館やボストン美術館等の知られざる名品も収載した永久保存版。
国内で観ることができない在外の名刀や武具の数々を収録しております。他の図版集には無い貴重な美術品を、胸前で何度でも味わうことができる愛蔵版です。

▼目次
【本編】
序文
総説 サムライアートの命脈 The Spirit of the Samurai
--第1章 ヤマト王権から律令国家の時代へ
--第2章 侍の誕生、源平の戦い
--第3章 武家による封建社会のはじまり
--第4章 戦国から江戸へ--約百年の戦乱の世を経て平和の時代へ
--第5章 明治維新と近代国家への道
--終章 刀を鍛えるということ
図版
--甲冑名品選
--名刀選
--武具名品選

【別冊解説編】
名品至宝解説
論稿
--1. 国宝「埼玉稲荷山古墳出土 金錯銘鉄剣」の謎を追って
--2. 元寇・神風は吹かなかった--名刀「日光長光」の出現
--3. 天下一の名刀・国宝「城和泉守正宗」--秘められたものがたり

▼本書が紹介する在外名宝(海を渡った名品の数々)の一例
◆メトロポリタン美術館
金銅眉庇付冑
--他にほとんど類品のない貴重な古墳時代の冑
短刀 銘来国俊
--鎌倉後期の山城の刀工・来一門を代表する来国俊の名作
短刀 銘宇多国光
--鎌倉最末期の1333年11月に作られた宇多国光の珍品
白絲妻取威鎧
--足利尊氏が戦勝を祈願して奉納したものと伝わる鎧

◆ボストン美術館
短刀 銘大和尻懸則長四十八作之/文保三年己未三月十日
--鎌倉末期の大和の刀工・則長の希少な遺例
蠟色塗鞘打刀拵
--幕末から明治に活躍した金工師・加納夏雄が手掛けた刀装の白眉
平治物語絵巻(三条殿夜討の巻)
--平治の乱が絵画化された傑作。甲冑や武具が正確に描写されている

◆ハンブルク美術工芸博物館
一輪牡丹図小柄 銘遯庵宗珉(花押)
--江戸中期以降の町彫金工の地位を確立した巨匠・横谷宗珉の名作「遯庵」銘があるのは、世界で本作のみ

▼著者プロフィール
小川盛弘(おがわ もりひろ)
1946年生まれ。國學院大學卒。10代の頃から佐藤寒山(刀剣研究の泰斗)に師事し、師の勧めにより渡米。ボストン美術館に収蔵された日本の武器・武具の調査研究に従事。ボストン美術館刀剣・金工室長などを経て、現在はメトロポリタン美術館名誉特別顧問ならびにボストン美術館名誉部長。主な著書に『ボストン美術館蔵日本刀・刀装・刀装具集』(大塚巧藝社、1984年)、『Art of the Samurai: Japanese Arms and Armor, 1156-1868』(The Metropolitan Museum of Art、2009)など。
⇒小川氏の師匠である佐藤寒山は日本刀研究者の最高権威で、日本美術刀剣保存協会常務理事、刀剣博物館副館長を務めた経歴があります。この師匠の勧めでボストン美術館、メトロポリタン美術館に所蔵される膨大な刀剣を調査するために渡米して以降、小川氏は日本文化・芸術の国際交流と普及に多大な貢献をしてきました。

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