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グノーシスの宗教 増補版

ハンス・ヨナス 著 / 秋山さと子 入江良平 訳

8,250円(税込)

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グノーシスの宗教 異邦の神の福音とキリスト教の端緒
著者 ハンス・ヨナス 著 / 秋山さと子 入江良平 訳
出版社 人文書院
判型 A5
頁数 510 頁
ジャンル 専門書
ISBNコード 9784409031117

商品内容

長いあいだ忘れられていたグノーシスの宗教の象徴言語や教義を、従来の研究とグノーシス文書を踏まえて総合的に探究する。今日の人間精神と思考に改変を迫る書。

1986年に出版され版を重ねた同書に、ハンス・ヨナスによる英語版第3版への序文を追加した増補版。

「グノーシスの諸宗教が述べている人間の存在の分裂と散乱は、今に始まったことではなく、人間が過去・現在・未来という時間と、自と他、または主と客という空間の概念を持ち、因果律に従う意識を育て、これを律する自我に目覚めて以来のことである。自我は必然的に、時空を離れ、因果律では解決できない多くのものを排除してきた。その結果、人間の存在の亀裂はますます深まり、散乱した心魂は疎外感に悩まされるようになった。こうして、ルネサンス以降、急速に発展した近代自我に問題が生じることになった。」(「訳者あとがき」より)

▼目次
第三版への序文
謝辞
序文
第二版への序文
第三刷に際しての注記(1970年)
第一章 序論--ヘレニズムにおける東方と西方
第一部 グノーシイスの文学--主要教義、象徴言語
--第二章 グノーシスの意味とグノーシス運動の広がり
--第三章 グノーシス的イメージとその象徴言語
第二部 グノーシス主義の諸体系
--第四章 シモン・マグス
--第五章 『真珠の歌』
--第六章 世界を創造した天使たち。マルキオーンの福音
--第七章 ヘルメス・トリスメギストスのポイマンドレース
--第八章 ヴァレンティノス派の思弁
--第九章 マニによる創造、世界史、そして救済
--第十章 コスモスのギリシア的評価とグノーシス的評価
--第十一章 ギリシアの教説とグノーシスの教説における徳と魂
--第十二章 グノーシス主義の領域における最近の発見
--第十三章 エピローグ--グノーシス主義、実存主義、ニヒリズム
訳者あとがき
訳者後記
参考文献・文献補遺
固有名詞索引

▼著者プロフィール
ハンス・ヨナス
1903年ドイツ生まれ。実存主義哲学者、シオニスト。マールブルク大学で哲学者マルティン・ハイデガーと神学者ルドルフ・ブルトマンに師事し、ハンナ・アーレントの生涯の友人だった。著書に『責任という原理--科学技術文明のための倫理学の試み』(東信堂)、『アウシュヴィッツ以後の神』(法政大学出版局)など。

秋山さと子 (あきやま さとこ)
1923年東京生まれ、1992年没。ユング派の心理学者で、お茶の水女子大学や駒澤大学などに務める。著書に『ユングの心理学』(講談社現代新書)、『ユング心理学へのいざない-内なる世界への旅』(サイエンス社)、訳書に『ユングとタロット--元型の旅』(共訳、新思索社)など。

入江良平 (いりえ りょうへい)
1950年京都生まれ。一橋大学社会学科卒、1976年同大学院社会学研究科(社会心理学)修士課程修了、チューリッヒのユング研究所に学ぶ。青森県立保健大学教授。訳書に『ユング・コレクション 夢分析』(人文書院)など多数。

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読後レビュー

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復刊投稿時のコメント

全15件

  • 貴重な資料 (2020/06/25)
    GOOD!0
  • グノーシス主義についてよくまとまった文献であるから。 (2020/06/25)
    GOOD!0
  • 本書を読んだことはないが、「生命の哲学」に共通する一章がおさめられており大変感銘を受けた為 (2014/10/06)
    GOOD!0
  • ぜひ復刊させて下さい (2010/08/22)
    GOOD!0
  • 宗教、哲学、思想の淵原にもあるもの、源流として、グノーシスの学。人文書院、秋山さと子・・なつかしいですね。復刊、もちろん希望します。 (2009/08/05)
    GOOD!0

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