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三菱海軍戦闘機設計の真実 曽根嘉年技師の秘蔵レポート

杉田親美

3,080円(税込)

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著者 杉田親美
出版社 国書刊行会
判型 四六判
頁数 272 頁
ジャンル 専門書
ISBNコード 9784336063670

商品内容

2003年、三菱航空機の元設計技師であり、戦後は三菱自動車工業の社長も務めた、曽根嘉年が他界した。遺品の中に、海軍の焼却処分命令に反し、曽根が保管し続けていた三菱の戦闘機開発や量産後の改良に関する膨大なメモや海軍との交渉議事録など計15冊の設計ノートが含まれていることが明らかになった。(以下、曽根資料とする)

曽根資料をもとにNHKが2005年にETV特集「零戦ニ欠陥アリ、設計者たちの記録」を制作、放映した。同番組は曽根資料をもとに主に、海軍側が欠陥のある戦闘機を使用し続けたことを明らかにするための制作意図のもと制作されたため、明らかな誤解などが散見され、内容的には満足のいくものではなかった。
そもそも曽根資料の価値は三菱の戦闘機開発に関する当事者の一次資料であることであり、海軍の用兵思想を批判するためのものではない。ただ、やはり技術者の記したメモであるため、内容はかなり専門的であり、一般人が理解するのは困難である。
そこで、元防衛省技術研究本部技官であった杉田親美氏が曽根資料の三菱戦闘機開発に関する記述を使用し、解説を付したのが本書である。

▼目次
第1章 「零戦—そのデビュー戦の舞台裏」
第2章 「三菱九試単戦と九〇式艦戦改の戦い」
第3章 「九六艦戦 空母『加賀』への着艦試験」
第4章 「エリコン20mm機関砲の搭載」
第5章 「九六艦戦の改善要求」
第6章 「九六艦戦操縦系統の剛性と適用規格」
第7章 「九六艦戦の主脚不具合対策」
第8章 「十二試艦戦の開発計画を巡って」
第9章 「十二試艦戦の地上試験(振動試験/強度試験)」
第10章 「十二試艦戦の飛行試験(フラッター事故)」
第11章 「十四試局地戦闘機『雷電』」
第12章 「十七試艦上戦闘機『烈風』」
第13章 「堀越チームのエピソード1」
第14章 「堀越チームのエピソード2」
第15章 「80年を超えていま明らかになった零戦開発の秘密」

▼著者プロフィール
杉田 親美 (すぎた ちかよし)
元防衛技官 。1949年 東京都生まれ。
日本大学理工学研究科機械工学専攻博士課程前期修了。
防衛庁技術研究本部第三研究所第一部航空第三研究室長、防衛省技術研究本部副技術開発官(航空機担当)を歴任。

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