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ポル・ポト -ある悪夢の歴史

フィリップ・ショート 著 / 山形浩生 訳

ポル・ポト -ある悪夢の歴史

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ポル・ポト -ある悪夢の歴史
著者 フィリップ・ショート 著 / 山形浩生 訳
出版社 白水社
判型 四六判
頁数 894 頁
ジャンル 専門書
ISBNコード 9784560026274

商品内容

白水社創立百周年 記念復刊!

--狂気の「大量虐殺」はなぜ起きたのか?

カンボジアで二十世紀の歴史に汚点を残す大量虐殺<人口700万人のうち150万人が犠牲>をおこなった、クメール・ルージュ=カンボジア共産党首領ポル・ポトの伝記。
極度の秘密主義を貫いた彼の生涯は、これまで闇に包まれていた。しかし本書は、その軌跡を追いながら、クメール・ルージュ組織、粛清、権力奪取、大量虐殺、失墜、死までを、綿密な取材とインタビュー、膨大な資料を駆使して克明に描き出した「決定版」! 図版多数。

パリ留学から帰国したポル・ポトはクメール・ルージュを組織し、都市=ブルジョア思想に毒された場所、農村=革命の前衛という図式を掲げて農村をオルグ、独自の共産主義路線を推し進める。彼は背後に隠れ、血の粛清に基づく恐怖政治で支配を固め、プノンペン占領を果たす。都市人口の大量移動、通貨・商業の廃止、家族制度の廃止と共同の食事、強制労働など、極端な空想社会主義は多大な犠牲者を生むことになる。まさに「悪夢の歴史」だ。
大量虐殺はなぜ起きたのか? 蛮行と悲劇の全貌を暴いた本書は我々に問いかけるが、それは重く、根深い。

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