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記憶よ、語れ -自伝再訪

ウラジーミル・ナボコフ 著 / 若島正 訳

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著者 ウラジーミル・ナボコフ 著 / 若島正 訳
出版社 作品社
判型 四六判・上製
頁数 360 頁
ジャンル 文芸書
ISBNコード 9784861825361

商品内容

彫琢の粋を極めた自伝の決定版!

ナボコフは、まず1951年に英語で『確証 -回想記』(1951年)と題した自伝を上梓する。続いて、ロシア語に翻訳、加筆した『向こう岸』(1954年)を、さらに『確証』を改題した『記憶よ語れ -回想記』が1960年に刊行された。

日本でこれまでナボコフの自伝として知られていたのは、この1960年版だが(邦訳『ナボコフ自伝 記憶よ語れ』大津栄一郎 訳、晶文社、1979年)、実はその後に、上記の3冊を踏まえ、大幅に加筆された決定版が1966年に出されている。
本書はその初めての完訳であり、またその後さらに補遺(「幻の第16章」)を加えた、ペンギン・クラシックス版(2000年)をテキストにした決定版。

▼著者紹介
ウラジーミル・ナボコフ(1899-1977年)
「言葉の魔術師」と呼ばれ、ロシア語と英語を自在に操った、20世紀を代表する多言語作家。ロシア革命の勃発によりロンドン、ベルリンへ亡命。1940年アメリカに渡って大学で教鞭を執る傍ら、創作活動に取り組む。1955年、パリで刊行された『ロリータ』が世界的なベストセラーとなる。主な作品に『賜物』『青白い炎』『アーダ』などがある。

若島正(わかしま ただし)
1952年生まれ。京都大学大学院文学研究科教授。翻訳家、文芸評論家。指将棋、詰将棋やチェスプロブレム作家としても著名。日本チェスプロブレム協会会長を務める。主な著訳書に『乱視読者の英米短篇講義』(読売文学賞)『ロリータ、ロリータ、ロリータ』、ナボコフ『ロリータ』、リチャード・パワーズ『ガラテイア2.2』など。

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