こんなん出版しとったんか……！恐ろしや、河出書房。

是非読んでみたい。

編者の大西巨人氏は1919年生まれ。
現在もインターネット上で、書き下ろし作 『深淵』 を精力的に連載中の、その名に恥じぬ、戦後日本文学の“巨人”である。氏の古今東西の文学作品への知識の広さ・深さには驚嘆させられるが、該博な知識に裏打ちされたオリジナリティーあふれる批評には、確かな説得力があります。
その大西氏が、日本近・現代文学の“優良短品”を集めたのが、この二巻です。

いい本（いい作品）が読みたい若い人や、いい作品（いい本）を若い人に紹介したい人には、この、大西巨人氏の“批評眼”をパスした作品群に接して欲しい。

中学校や高等学校の図書館などには、いわば“必蔵書”です。

この『日本掌編小説秀作選 全二巻』には、「いい作品とはなにか？　どんなものが優れた作品か？」を考えるヒントがあると、わたしは自信をもって断言します。

興味があります。

大西巨人の、批評ではなく小説のある局面において堰を切ったように繰り広げられる「引用」が、実はアンソロジー編纂のそれに近い力学に牽引されていることを考えれば、作品まるごとの引用が可能な「掌編」に的を絞ったこの詞華集にこそ、この作家のエクリチュールの欲望の完全な発露を見ることができるという意味で、収録作品も含めた全文が将来刊行される全集に収められるべき重要な「作品」です。

多くの作家の隠れた名編が読めるので、是非復刊してほしいです！最近は短編集がブームですし、なんとか・・・。

「隠れた名作」ですか。興味があります。長編とは異なり、掌編はこのような企画ものがあるのも魅力ですよね。

これはお勧めです。文庫化される前の新書版を持っています。珠玉というのはこういう作品集を形容するためにあると確かに思わせる精華集です。

読みたいから！！

すき

大西巨人先生の著作は絶版が多すぎます。
この作品も復刊していただきたいです。

オーナー不在になったのは、何故なのか、少し気になります。
しかし、【人間通になる読書術】 は松原正の著作の中でも、
一般的な女性にも、解り易い内容です。
これを絶版の儘にしていてはいけない。
以前、ネット上で知り合った女性に松原正の著作を推薦して、
連絡がそれ以降、途絶えてしまった経験があります。
この本を読んだなら、そんな事には、ならなかったでしょうに。

松原氏の著書は出版業界の中で非常に不幸な地位に置かれています。それは氏の頑なな性格が招いたところもあるのでしょう。ただ彼には少数だが、熱心な読者がいます。少なくとも私は復刊されれば必ず買います。

松原氏の著作はほぼ所持しているのですが、
この一冊には未だ巡り会えずにいます。
是非復刊していただきたいものです。

松原正氏の著書だから。

安易に答えを求めないこと、物事を深く考えること、
人間を良く知ること、著者が常に言っていることですが、
おそらくそれは人間を深く洞察した先人のみが残せた
古典の中にあるのだと思います。
長いこと探していますがまだめぐり合えない本です。
復刊を熱望します。