【状態】A：若干の傷みや汚れあり（小口汚れやカバーにスレ等があります）

旧東独に留まりながらヨーロッパの歴史を拠りどころに強靱な批判精神を発揮した劇作家H・ミュラーの注目のテクスト集。 「タイタス解剖」他も収録。

『古事記』のテキストを根源的に読み直し、従来の文献学的解釈を徹底的に批判するなかから『古事記』読解の方法を画期的に方向転換させた決定版。

MIT人工知能研究室でロゴプロジェクトを率いる著者が、ロゴの教育理念とコンピュータによる子供の創造性開発の可能性を語る。

70歳をすぎて初めて絵筆を持ち101歳で亡くなるまで、アメリカの田園風景・生活を描きつづけたモーゼスの自伝。肖像・カラー絵写真12枚収載。

作家M.デュラスの伴侶であり同志であった著者が、ナチ収容所での言語を絶する災厄を透徹した眼差しで綴った、戦時文学の極北。

非神話化提唱によって第二次大戦後の西欧精神界に衝撃を与えたイエス解釈。 生きることの実存的解釈を提示した問題の書。

美学の古典、カント『判断力批判』を鮮やかに読み替える。美の分析論の言説を駆動しているポリティカル・エコノミーとは何か。その体系と他者とは。

急進的とホルクハイマーに判断されフランクフルト社会研究所を追われた頃に書かれた労作を収録。社会科学における理論と実践の関係を究明する。

イギリス革命史研究の第一人者が30年余の研究成果を総括し、近代社会成立史に新鮮な問題提起を行なう。訳者のヒル論を付戴する。

ドイツの市民的解放の障害となった後退的・中世的・カトリック的なドイツ・ロマン派に対する論駁の書。ハイネの名高い文明・社会批評の書。

ワーグナーに魅了されつつも抵抗したボードレール、マラルメ、ハイデガー、アドルノの言説から、ナチズムにも通じる全体芸術作品を脱構築するワーグナー論。

アメリカ、ヨーロッパの第一線の思想家たちが寄稿したカント論集。マーサ・ヌースバウム、ユルゲン・ハーバーマス、トーマス・マッカーシー他。

千葉県上総地方に伝わり現在も世界的注目を集めている井戸掘り技術を民俗技術論という新しい視点から解明。またその技術伝搬を辿るユニークな民俗報告書。

重商主義、重農主義、古典学派の成立を経てマルクス経済学の完成にいたるまでの経済学史を、平易な講義口調で専門家の手から万人にもたらした名著。

解釈学の巨匠に若き学徒が挑戦的に問いかけた哲学対話。ガーダマーの思考を現代哲学の地平においてとらえ直し、その生涯を明快に浮かび上がらせる。

ドレフュス事件において＜知識人＞と呼ばれる階層の果たした役割の犯罪性を歴史的・思想的に明らかにする、第一次大戦後の初版刊行以来、版を重ねた名著。

社会人類学の古典とされる名高いトロブリアンド諸島調査のもっとも初期においてなされた調査報告で、島人の信仰面を照射する。