を前面に押し出した貸本少女マンガの傑作、白土三平『消えゆく少女』と、ヒロインの平和への願いが主題となった、滝田ゆう『ああ長崎の鐘が鳴る』の2作品を収録。

赤塚不二夫『点平とねえちゃん』（1960年）、中沢啓治『黒い雨にうたれて』（1968年）、池田理代子『真理子』（1971年）など、当時の雑誌に収載された中短編の漫画13作品を収録。

平凡社ライブラリー復刊！ 夢にも固有の歴史があった。 夢をもう一つの現実として信じた「古代人」の、私たちとは異質な文化と精神構造のなかに、「忘れていた今」を思い起こす独創的な精神史。 解説＝市...

大地と蛇の神話、黄泉の国・根の国を備えた世界の構成、魂が死者の肉体から離脱しきるまでのモガリの時間--神話と歴史を読み解き、死をめぐる古代人の経験の構造を探り当てる。 解説＝大隅和雄

夏目漱石『文鳥』といちごジャム、シェイクスピア『マクベス』とショートブレッド…。 古今東西12の古典をそれぞれに最適なお菓子をレシピとともに紹介。愉悦の読書案内。

フリルやレースなど姫達の装いの秘史を辿る。花飾りや真珠、扇からわかる18～19世紀の楽しい項目別の服飾史。 宮廷画家たちが超絶技巧の限りを尽くして描いた凄さは圧巻。 見開きに拡大した西洋画の刺繍など...

生涯で職業を数十回変え、80人以上の男性と関係を持ち、19回結婚。宗教も次々と変え日本全国アジア各国に神出鬼没。 妖婦、狂女と呼ばれた破天荒な明治時代の女傑の謎の生涯を追う。

年間数百万人もの参詣者が訪れる日本有数の大寺院、長野の善光寺は、古来より宗派も男女も問わない広い信者を集めるきわめて独特な寺である。その信仰の謎の解明を通じて、日本人の宗教感情の本質にせまる。

奇想と諧謔の絵師・歌川国芳（1797-1861）が描いた春画、艶本について、その代表作をはじめ、未発表作を含む31タイトルの作品群を年代順に並べて、その全容を解明する。美麗なカラー愛蔵版。

縄文写真家・小川忠博による土偶写真集。定番の「縄文のヴィーナス」から、土器土偶、動物の土偶まで、300点の写真で見せる土偶の豊かなバリエーション。『新版 縄文美術館』の続巻。

『たろうのおでかけ』など絵本作家として活躍する一方、グラフィックデザイナーとして「アンアン」「ブルータス」などでマルチな才能を発揮したクリエイターの歩みを回顧。ビジュアル資料満載。

「描く人」の豊かな創作の世界 堀内誠一の初期から晩年までの絵本作品の変遷を追うとともに、子供時代のスケッチやデッサン、世界中を旅して描いた絵画や挿絵の仕事など、「描く人」の創作の世界の魅力を探る。...

明白な史実であるのに否定派の存在によって論争が続く南京事件。否定派の論拠のトリックとは？ 親本刊行後の10年を増補した全史。

1980年代までの旧来の戦国大名論の成果を塗り替え、新しい戦国大名像を示し総括する1冊として、いまなおその評価を維持し続ける名著。新書版から補論2本を加えて再刊。

馬、橋、石など上杉本洛中洛外図の一齣を注視し、関と流通、病と信心、祇園会などの史料を綿密に読みぬき、室町期の都市・京都の人とモノのありようを再現する名著の増補版。 解説＝横井清

古文書研究、中世政治史研究の第一人者による中世から現代に至る花押史研究の名著。単なる筆跡研究を越え、分析の視野は、文書様式、政治制度、政治権力の性格にまで及ぶ。解説＝笠松宏至

エッフェル塔、自転車、足フェチ、チャップリン……。 長年の友人である著者がトリュフォーの豊かな映画的記憶をキイワードで繙きつつ伝える、「映画を見ること」への実践的入門書。

人気の海外童話読本、待望の第9弾!! アーサー・ラッカムの美しい挿絵でおなじみ「夜ふけのおとぎ話」シリーズの最新刊は、『夜ふけに読みたい 森と海のアンデルセン童話』。 誰もが知っている「みにくいアヒ...

大人気の「夜ふけに読みたいおとぎ話」シリーズ最新作はアンデルセン。古典童話の新訳をアーサー・ラッカムの美しい挿絵とともに。小学4年以上で学習する漢字に総ルビを付す。