テクストの作者から埋もれた本の発見者まで、中世の写本文化を支えてきた有名無名の男女の人生と作品を、カラー口絵とともに読む。

「音楽になってゆく言葉」で書かれた文学！ ベケット文学の集大成と言うべき、≪小説の終わり≫。小説の解体を極限まで推し進めつつも渾然たる詩的宇宙を完成させた「最後の小説」。 ▼著者プロフィール サ...

動物と植物の分岐に先立つとされるエラン・ヴィタル（いのちの躍動）とは何か？ 本能と知性の根源をさぐるべく、「超自然学」が展開されてゆく。画期的名著として知られる哲学的生命論。

ワーグナーをはじめ、現代のクリエイターたちをも魅了する北欧神話。 本書は神や巨人、小人らがくり広げる100の伝説を取り上げる。

ギリシア人対異民族、男性対女性、自由人対奴隷、といった自己と他者との二極対立の思考法によって、自らを認識したギリシア人の特異なメンタリティを解明する。

希代の名文で古代ギリシア・ローマの社会形態を克明に叙述し、『母権制』『種の起源』と並び称される不朽の名著。 ※本書はオンデマンドによる復刊となります。 内容についてはオリジナル本と変わりませ...

これまでになく簡略にしてポイントを押さえた文法解説と豊富な練習問題で、挫けることなく習得への道がひらけるよう配慮しました。独習の方にも最適です。

アレクサンドリア図書館、ネモ船長の図書室、ヒトラーの蔵書、ボルヘスの書棚… 古今東西、現実と架空の＜書物の宇宙＞をめぐる旅。 ▼著者プロフィール アルベルト・マンゲル 1948年、アルゼンチ...

〈私〉という旅人は、破壊の爪痕を徒歩でめぐり、荒涼とした風景に思索をよびさまされ、つぎつぎに連想の糸をたぐる。 ▼著者プロフィール W・G・ゼーバルト 著 1944年、ドイツ・アルゴイ地方ヴェ...

エロティックでグロテスクな、美少女たちとの戯れ??閉ざされた城の中でくり広げられし饗宴は、読者を性の歓喜の夢幻境に誘う。文学的ポルノグラフィの傑作にして名翻訳、待望の新装版。

イギリスの使用人に対する社会的イメージと実情を、文学や諷刺、各種記録から考察する。新たに「雇われているが使用人ではない職」の章を追加。

夜中に自分の名前を呼ぶ神聖な声を待ちわびる者たちの心のうちをたどる表題作など、奇想と魔法の職人芸で唯一無二の世界を紡ぐ8篇。

「去りゆく一切は比喩に過ぎない」 ジャンルを横断した寺山の行動原理とは？ さまざまな表現活動で多くの人に影響を与えた寺山修司。 彼の対話という行動原理が明確に表われる1960年代を軸に論じる。...