未知の問題に出会った場合どのように考えたらよいか、問題を解くすじみちを、数学者として著名なポリア教授が、やさしい数学を例にとって興味深く説明。新しい創造力に富んだ発想法、考え方を本書はあざやかに示す。 ...

＜比較＞背理法（帰謬法） ◆『いかにして問題をとくか』では― 帰謬法は、間違った仮定から、著しく不合理な結論を導いて、その仮定の誤りであることを示すことである。 ≪誤りに帰着させる≫ことは数学的な...

本書は大学の文系・理系の統計のテキストに使用されることを念頭に置き、高度な数学は避け、基本的な考え方は例を用いて説明するなどの配慮をおこなって書かれた「離散多変量データの統計解析」の書です。第12回の日...

物理の視点から生命や生物を理解しようという研究はますます注目されている。本書は、構造と機能、エネルギー・情報転換系、非周期秩序系としての生体、情報と論理、という四つの角度から総説したものである。前半は生...

基礎物理学、基礎天文学の立場で電波天文学を学問的に位置づけ、その半世紀にわたる歴史、理論、装置までをデータを織り込んで解説。『宇宙電波天文学』として1988年に初版発行後、以来、長年にわたり多数の読者に...

物質は莫大な量の原子・分子から構成される。その巨視的物性を外部からの摂動に対する応答とみるとき、低励起状態では、ある種の粒子の集団として巨視的物性が統一的に記述される。そこで有効なのが「素励起」の考え方...

どんな物質がどんな状態で存在できるかを統計物理学の手法を駆使して統一的に捉える。まず素材としての原子の概観を与え、次にもっとも単純な陽子と電子からなる水素でさえも多様な状態が存在し、さらに次に単純なヘリ...

「数」の概念は科学の基本であり、その理論の展開の美しさには、誰しもが知的なよろこびをおぼえずにはいられない。本書はユークリッドの原論から説きおこし、誰もが知っているあたりまえと思われる事柄をも現代的視点...

「数」の概念は科学の基本であり、その理論の展開の美しさには、誰しもが知的なよろこびをおぼえずにはいられない。本書はユークリッドの原論から説きおこし、誰もが知っているあたりまえと思われる事柄をも現代的視点...

ミクロ現象からマクロ現象を再構成する手法としてもっとも整備された物理学が統計物理学である。等重率の原理、カノニカル集合、相転移などの基礎を詳述するだけでなく、ブラウン運動や確率過程論を展開して非平衡系へ...

量子力学の基本構成を論じたI巻につづき、散乱理論、量子力学の数学的構造、情報物理との関係について解説する。ただし、量子力学はいまなお物理理論として完全に閉じてはいない。まだ未解決な部分も多い。まとめとし...

湯川の手になる前期量子論から量子力学の成立にいたる過程の解説を経て、以下、実験事実と理論的要請から波動力学を導き、量子力学の基本構成を解説する。さらに摂動論や相対論との関係を議論する。そして多体系への適...

四半世紀前のウクライナで起きた核の大惨事。立入り禁止区域に生きる人びとの姿が暗示するフクシマの未来。 爆心地周辺のゴーストタウン、その近辺にいまも暮らす人々の日常、悪性腫瘍、白血病、奇形の身体…。...

熱・流体力学における基礎概念、構造・安定性の問題を非平衡熱力学の立場から統一的に概説する。 力学系の状態を完全に記述しようとすれば、系の分子の座標と運動量、あるいはその波動関数を求めなければならな...

サイバネティックスにつながる、無生物、生物、社会過程を貫く、一般原理の同形性の根拠を究明。 フォン・ベルタランフィによる〈一般システム理論〉の提唱（1945年）は、ウィーナーの〈サイバネティクス〉...

角運動量理論の入門書。基礎理論と、原子物理学、核磁気共鳴、素粒子の相互作用への応用を解説。 角運動量の理論は、原子核および原子核構造の物理理論の発展にとってきわめて重要な役割を果してきた。それは、...

真空管アンプのしくみから製作までを徹底的に詳しく解説した入門者からマニアまで満足できる一冊。敷居が高いと躊躇していた方、自作アンプ作りにチャレンジしたい方、関連書の内容では満足できず、もっと詳しく深い内...

数学基礎論の出発点でもあるゲーデルの不完全性定理。本書はこの不完全性定理を主題とし、数理論理学の基礎から現在までの不完全性定理を超えた研究の流れを捉えた、数学基礎論における入門書である。