カントの批判哲学から、フィヒテ、シェリングをへてヘーゲルの哲学体系までドイツ観念論を平明に解説した、スタンダードな入門書。

「すばらしい、クレペリンをはるかに凌ぐものだ。」これは本書のゲラ刷りを読んだヤスパースの師ニッスル（ハイデルベルク大学精神科教授）の感嘆の言葉であった。1913年に出版された本書は、まさに精神医学の流れ...

数学者・哲学者として知られるライプニツ（1646～1716）の莫大な数の著書・論文のなかで重要な地位を占める「形而上学叙説」およびアルノーとの往復書簡とを収める。前者は19世紀になって公刊されたもので、...

「エチカ」と並ぶスピノザの代表的著作。生前に公刊した唯一の書である。神学者たちの諸偏見を指摘し、哲学と神学の分離を説き、教会に対する国家の優位性を規定し、思想と言論の自由を主張し、かつそれらの所説の前提...

「エチカ」と並ぶスピノザの代表的著作。生前に公刊した唯一の書である。神学者たちの諸偏見を指摘し、哲学と神学の分離を説き、教会に対する国家の優位性を規定し、思想と言論の自由を主張し、かつそれらの所説の前提...

処女作『若さの形而上学』はじめ、ベンヤミンが20代に書きのこした、知られざるエッセイ・断章を集成した必読の書。新装復刊。

ケインズの知的背景には、1930年代ケンブリッジにおけるウィトゲンシュタイン、ラムジーら思想家たちとの交流があった。『確率論』から『一般理論』に至る思想的転換の意味を探り、経済学者としてのケインズではな...

最新の研究動向を紹介しつつその哲学をより広い文脈の中に位置づけ、未知なる思想家の全体像に迫る。フォン・ライトによる論文「ウィトゲンシュタインの遺稿」を付す。

偶然にすぎない出逢いを「運命」だと感じてしまうのはなぜか。この問いは、近代理性主義を克服しようとする知的営為のなかでくりかえし発せられてきた。九鬼周造、ショーペンハウアー、ドストエフスキー、ハイデガー、...

ドイツ観念論の巨峰にはさまれ不当な評価の運命にあったが、実存哲学の登場とともに新しい照明があてられた後期シェリングに重点をおき論述。 ※本書はオンデマンドによる復刊となります。 内容について...

「人間の自己疎外」現象を初めて指摘し、現実的人間学を築いてマルクス思想の源泉となった、その生涯と思想の包括的究明。 ※本書はオンデマンドによる復刊となります。 内容についてはオリジナル本と変...

「インド仏教哲学史概要」ほか3編の論文を収録。インド仏教の認識論・論理学を仔細に分析・解説した、この分野の基本的文献ともいえる一冊。 ※本書はオンデマンドによる復刊となります。 内容について...