さまざまな波動現象は、数学の言葉を用いてその法則を表すと双曲型方程式という偏微分方程式となる。境界値問題や初期値問題など数学的な基礎部分から、応用例として波の特性まで取り上げて考察する。

球を1つ適当に切り分けまた寄せ集めると、元の球と全く同じ球を2つ作ることができる!? 疑うことなかれ。これは数学の厳密な定理である。なぜこのようなパラドキシカルなことが生じるのか。数学の奥深さがわかる本...

時間はなぜ1方向にしか流れないのか。これが、散逸構造の理論や複雑系の理論を構築したノーベル賞科学者プリゴジンの究極の問いである。その指導を直接受けた著者が自身の歩みを回想しつつ、その思想の核心に迫る。

驚きのウイルス、全101種を解説！ ヒトから細菌まで、すべての生物種に存在するウイルス。ウイルス学の基礎とともに101種類のウイルスをヒト、動物、植物、昆虫、菌類などの宿主別に紹介。それぞれの特徴...

なぜ人はこれほど数多くの病気に苦しめられるのか？ アレルギー、不妊症、腰痛、癌、心臓病など、進化の考え方によって病気の原因を明らかにする「進化医学」の最前線！ ▼著者プロフィール ジェレミー・テ...

名著として読み継がれた入門書の翻訳。 現代物理学の大綱を整然たる理論構成によってまとめたすぐれた教科書として定評があり、世界中で高く評価された古典的名著。物理学専攻の人はもちろん、化学、物理化学などを...

いまなおその広がりと深みを加えつつある量子力学を本格的に学ぶ読者のため基礎的事柄に重点を置いて解説。量子物理のさまざまな領域をよりよく理解できるよう現代物理的要素と新鮮な話題を取り入れて述べられる。

光の量子論的理解が深まり、多彩な非線形光学現象が実現し、量子光学の重要性はますます高まっている。輻射場の量子化からレーザー光の性質、非線形光学まで最新の知見とともに明快に解説する決定版的な参考書。

集合論の要約からはじめ、位相空間、積空間、パラコンパクト空間にすすみ、さらにもっとも興味あるコンパクト空間をあつかい、最後に各方面への応用が期待される可算乗法的空間族を考察する。各章末に問題を付した。

ビッグバンから、宇宙の創生、地球の誕生、生命と人類の出現、そして現在の私たちに至る、 138億年の壮大なストーリーを初めて完全ヴィジュアル化！ まったく新しい「歴史図鑑」の誕生！ ビッグヒストリ...

確率分布のもつ微分幾何構造に注目した情報幾何の考え方は、いまや確率分布が主要な要素となるデータサイエンス、人工知能、システム理論など広範囲で活用されている。その考え方の原点をまとめたのが本書である。

前半では物理学に必須の3次元空間のベクトル場の解析を、公理から意味が明らかになるよう解説。後半では多様体上の微分形式、すなわち反対称共変テンソル場の理論をとりあげ、カルタンの仕事を中心に応用も述べる。

量子力学が確立するまでの歴史を丁寧に記述するとともに、その一般原理をわかりやすく解説した入門書。粒子性と波動性をどのように統一して理解するか、多数の例題をまじえて解き明かす。演習問題は詳細な解答付き。

その＜革命＞は、静かにはじまった---。1543年、コペルニクスが天動説から地動説へ理論を革新させた科学史第一級の古典全6巻をここに完訳。さらに彼が地動説の構想を初めて著した小論『コメンタリオルス』、ヨ...

毒舌炸裂！ “伝説のエンジン技術者”＝兼坂弘の名著がついに復刊!! いすゞ自動車の技術者を長く務め、いすゞ退社後はエンジンコンサルタントとして活躍した兼坂弘。 本作は、三栄書房の自動車雑誌「モ...

量子電磁力学について、広い枠組を持つ理論形式を導出することを目指す好著。ゲージのずれを正しく考慮し、くりこみ理論を正しく適用するために、量子電磁気学の理論構成をそのゲージ構造を主眼として考察する。

確率法則、統計分布、推定と検定などを豊富な例題をまじえて明快に解説し、新しい統計学の成果である情報量規準AICと時系列解析などの適用例をていねいに述べる。演習問題・解答により徹底理解と応用力が得られる。...

数学を考えるための具体的方法として「解析」を打ち出したのはデカルトであった。そこから始まる解析学の輝かしい歴史は数学の巨人たちの歴史でもある。美しい理論と定理の数々を、著名な数学者たちを基点として訪ねて...

位相空間論を展開するための準備として集合と写像から説き起し、位相空間、連続写像など位相空間論の基礎事項を解説する。最終章では最近の話題にもふれる。初学者の理解を助けるための練習問題と解答も付した。