1953年の講演「技術への問い」を中心に40〜60年代のハイデッガーの技術論を編集した初論集。現代科学文明への根元的な批判。

金持ちの商人から金を巻き上げた芸者に狐が仕返しする話、博打に負けて首をくくろうとした息子を父親の幽霊が助ける話など、清時代の人間と幽霊と狐をめぐる怪異譚が満載。「聊斎志異」と双璧をなす志怪小説の代表作。...

命を助けられた狐が美女と化し嫁に来て子供を産む話、複数の男に乱暴された女の幽霊が４０年後に身の潔白を夢の中で訴える話など、清時代の人間と幽霊と狐をめぐる怪異譚が満載。「聊斎志異」と双璧をなす志怪小説の代...

「聊斎」 とは蒲松齢の書斎の名。ここで書かれた様々な怪異の話は、著者の経験からくるもの、人から聞いた話、以前に書かれたものを採り入れるなど多彩で、まさに志異文学の巨峰である。（全6巻）

中国清代初めに生きた文人・蒲松齢の小説集。狐仙の話あり、幽鬼の話あり、美女の話あり、因果応報の話ありで、この世の不思議な怪異譚に満ちる。「作者手稿本」 からの貴重な翻訳。増田渉他訳。（全6巻）

年間数百万人もの参詣者が訪れる日本有数の大寺院、長野の善光寺は、古来より宗派も男女も問わない広い信者を集めるきわめて独特な寺である。その信仰の謎の解明を通じて、日本人の宗教感情の本質にせまる。

生き物にかならず訪れる死。それは他の動物に食をあたえ、たとえば鳥の巣作りの貴重な材料となり、やがて静かに大地へ帰る。伊那谷の自然に輪廻転生を見る伝説の写真集。

外来生物法施行にともない、広く認識されるようになった日本の外来生物のすべてをカラー写真で紹介・解説した初めての図鑑。在来種との区別や防除の方針、海外の事例なども紹介。

日本語は複数の異言語が融合してできた言葉である。記紀・万葉などを手がかりに、性や数、名前など基本的な語彙のうちに、日本列島に響いた声たちとその諸相を掘り起こす。

『たろうのおでかけ』など絵本作家として活躍する一方、グラフィックデザイナーとして「アンアン」「ブルータス」などでマルチな才能を発揮したクリエイターの歩みを回顧。ビジュアル資料満載。

学問の基本理念が動揺した時代にフッサールはいかに対処したか。フッサール哲学の第一人者による最上のアンソロジー。 目次 思想と生涯　現象学の創設者フッサール１　哲学および学問の性格（哲学とは何か学問と...

フィールド観察、環境調査に役立つ写真図鑑の決定版。未記載種も含めた日本の両生類・爬虫類１７０種、外国産約１００種を紹介。現時点で確認されている国内種すべてを収載した初の両生類・爬虫類図鑑。 目次 両...

手塚マンガの、デビューから最終作品までの全作品を編年体に構成、作品ごとに名場面とともに、物語、作品解説を付す。幻の名作や忘れられた傑作などを含めた手塚本の決定版。

昭和ロマンの香り漂う、少女たちの永遠のアイドル、文化人形。レトロでポップ、そしてとびきりキュートな１２か月のお姫さまたちといっしょに、懐かしい夢の中へ?。身長２９ｃｍの原寸大型紙付録。 目次 １月　...

瞠目すべき40年振りの改訳。20世紀前半を代表する美術史の碩学アンリ・フォシヨンの古典的名著を、この書に惚れ込んだ杉本秀太郎氏が最大の熱意を傾注して改訳し、流麗なる文章に仕上げた。

旧制高校時代から今日まで、加藤周一には同時代への強い関心が、絶えることなく息づいている。それは、日本および世界の政治から決して目を逸らさない態度につながり、歴史的かつ比較文化的に、日本人と日本社会の特徴...

すぐれた芸術作品には芸術家の個性が表現され、同時に、その時代の芸術様式が反映する。芸術様式には時代の精神が刻印され、時代の精神はその社会の構造と響きあう。あるいは絵画、彫刻、建築、あるいは音楽、演劇と、...

芸術、とりわけ美術は色とかたちとして表現されるが、芸術家の「心がかたちを生むのではなく、心がかたちとなる」のである。縄文時代から２０世紀まで、日本美術史に表れたかたちからときどきの社会構造や時代精神を読...