物質を構成する究極の要素としての素粒子。その素粒子の有り様を記述することは、すなわち物理の究極理論を記述することでもあった。しばしばそれは統一理論と呼ばれた。その理論がまさに大飛躍をしようとしていた時代...

物質の構造と存在様式を探り、物質を究極的な要素の結合として理解する。これは、20世紀に始まった現代物理学の主要な流れであり、同時に現代物理学を推し進める原動力ともなった考え方である。電子とともに原子を構...

従来の学校教育では計算ばかりが教えられていたが、整数論は数学の支柱となるような「構造」あるいは「帰納と演繹」といった考え方や方法を豊富に含んでいる。本書はそれを念頭に書かれた絶好の入門書である。 ...

代数幾何学の研究に一つの基礎を与えるイデアル論を中心に環一般、附値、局所環の理論を平述した好解説書。『現代数学講座 2.近代代数学』として1957年に初版発行後、以来、長年にわたり多数の読者にご愛読いた...

英語学習書の名著が復刊です！ 英文の解釈力は種々の知識能力の総合の上にそだつものである。 その根底として、次のような知識が必要とされる。 1.英文法の知識 2.単語・熟語などの言語材料の知識...

物理の視点から生命や生物を理解しようという研究はますます注目されている。本書は、構造と機能、エネルギー・情報転換系、非周期秩序系としての生体、情報と論理、という四つの角度から総説したものである。前半は生...

本書の試みは機能語、内容語を問わず、すべての英語基本語彙の語義を図解し、語のもつイメージを描き出そうとするもので、おそらく他に類をみないものであろう。 抽象的なことばの意味の世界を目に見える具象の世界...

基礎物理学、基礎天文学の立場で電波天文学を学問的に位置づけ、その半世紀にわたる歴史、理論、装置までをデータを織り込んで解説。『宇宙電波天文学』として1988年に初版発行後、以来、長年にわたり多数の読者に...

物質は莫大な量の原子・分子から構成される。その巨視的物性を外部からの摂動に対する応答とみるとき、低励起状態では、ある種の粒子の集団として巨視的物性が統一的に記述される。そこで有効なのが「素励起」の考え方...

どんな物質がどんな状態で存在できるかを統計物理学の手法を駆使して統一的に捉える。まず素材としての原子の概観を与え、次にもっとも単純な陽子と電子からなる水素でさえも多様な状態が存在し、さらに次に単純なヘリ...

「数」の概念は科学の基本であり、その理論の展開の美しさには、誰しもが知的なよろこびをおぼえずにはいられない。本書はユークリッドの原論から説きおこし、誰もが知っているあたりまえと思われる事柄をも現代的視点...

「数」の概念は科学の基本であり、その理論の展開の美しさには、誰しもが知的なよろこびをおぼえずにはいられない。本書はユークリッドの原論から説きおこし、誰もが知っているあたりまえと思われる事柄をも現代的視点...

英文解釈の技術の導入による能率的学習書！ 1.「基本短文」の充実 これだけは、ぜったい！ という最低ラインを示し、高校初学年からの基礎を確実に習得できる。英文解釈・理解をスムーズに。 2.「長文研...

数学を学ばれる方々の予備的知識となるように，"集合"と"実数"について教科書的にまとめた好書。『数学序論−集合と実数−』として1970年に初版発行後，以来，長年にわたり多数の読者にご愛読いただいてまいり...

ミクロ現象からマクロ現象を再構成する手法としてもっとも整備された物理学が統計物理学である。等重率の原理、カノニカル集合、相転移などの基礎を詳述するだけでなく、ブラウン運動や確率過程論を展開して非平衡系へ...

量子力学の基本構成を論じたI巻につづき、散乱理論、量子力学の数学的構造、情報物理との関係について解説する。ただし、量子力学はいまなお物理理論として完全に閉じてはいない。まだ未解決な部分も多い。まとめとし...