近未来アメリカ、＜翔ぶ＞ことを夢見る少年はあらゆる試練を乗り越えて歌手を目指す…08年に急逝した鬼才ディッシュの最高傑作として名高い長篇がついに復刊！（サンリオＳＦ文庫版を全面改訳）　解説：若島正

19世紀ドイツの市民的写実主義の作家・詩人テーオドール・シュトルム——ドイツ文学の真珠といわれる、美しくもはかない青春の悲恋を描く、初期の代表作『みずうみ』、そして本邦初訳作品『荒地の村』を含む初期から...

サドから、バタイユ、ジュネ、マンディアルグの系譜に連なるフランス・エロティシズム文学の秘められた傑作、２０世紀最後の禁断の書物。衝撃の“黒い文学”。

〈村上春樹『１Q８４』刊行に合わせ、名作中の名作が新訳版で登場！〉全体主義に蝕まれた近未来社会の恐怖を描く、世界文学史上最重要の一冊が、大きな活字と新訳で甦る！　解説／トマス・ピンチョン。

〈銀河乞食軍団　合本版１〉SF界の巨星、野田昌宏が遺した傑作スペースオペラが、装いも新たに単行本（A４判）合本版で登場。少女パムから消えた故郷の探索を依頼される第１巻から、その謎の核心に迫る第６巻までを...

両親を失った後も、愛猫と幼馴染に護られ逞しく生きる星玲子。初恋の思い出と祖父の遺産を巡る策謀が少女を翻弄する。少女たちの運命を描いた〈孤児〉四部作の掉尾を飾る、感動の終幕。

英国領香港の青い館〈ヴィラ・ブルー〉で催されるパーティ。麻薬取引や人身売買の話が飛び交い、ストリップやSMショーが行われる夢と幻覚の世界。独自の意識小説を確立した、ロブ＝グリエの代表作。

明治時代から戦前までの、よりすぐりのこわい話を７話。都会の怪談、田舎の猟奇事件など、すべて実話。死霊、呪い、祟りにまつわる話や、都市伝説のはしりのような逸話、探偵趣味あふれる怪異譚など。

「パタゴニア」：幼い頃目にした一片の毛皮の磁気に捕らえられ、彼はパタゴニアに旅立つ。ヨーロッパの宿業を背負った漂泊者たちの運命を克明に綴った、見果てぬ夢の物語。／「老いぼれグリンゴ」：革命のさなかに行方...

『山月記』 『李陵』 から 『北方行』 『南島譚』 や短歌まで、時空を超えて躍動する作品世界の全貌と、33年で燃え尽きた 〈狼疾の人〉 の生涯を描ききる決定版評伝。

死、喪失、別離、崩壊……人生で避けて通れないそれぞれの瞬間。スチュアート・ダイベック 「ペーパー・ランタン」、ポール・オースター 「ブラックアウツ」 他、17篇収録のアンソロジー。

壮大な謎をめぐって現在と過去が交錯する交錯する過去と現在の謎。秘法をめぐる戦慄の陰謀。百年後に明かされる「悪魔伝説」の真実とは？嵐とともに悪魔がやってきて、魂が目覚める——その伝説を聞いたレオニーは、敷...

『ラビリンス』の著者が贈る新たな話題作 １８９１年。１７歳のレオニーは、フランス南西部の村レンヌ・レ・バンに住む伯母の屋敷に招かれた。屋敷の図書室で、レオニーは亡き伯父が書いたタロットの本を見つける。...