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秋日子さんのページ

秋日子さん

HNは大島弓子「秋日子かく語りき」から。 脊髄反射ヒトリゴト。好きなものをかき集めて生きているイキモノ。

復刊リクエスト投票

  • SOFTBALLET FORMBOOK R/O

    【著者】SOFT BALLET

    度重なる引っ越しと読み返しでほんとにボロボロになってきてしまっている1冊です。
    音源はなんとか手に入りますが、写真とインタビューはこの本にしかないです。
    どうか再版していただきたいです。(2020/02/10)
  • 13の理由

    【著者】ジェイ・アッシャー

    Netflixでドラマ版を視聴しました。
    テーマはいじめ・デートレイプ・自殺といった1つをとっても重いものですが、これらは実際、そう縁遠くない相互関係にある問題です。

    2017年6月16日に強姦罪改正可決という大きな一歩を踏み出した今だからこそ、きちんと原作を読みたいと思い投票しました。(2017/06/21)
  • 生きる勇気と癒す力

    【著者】エレン・バス ローラ・デイビス

    2007年2月に新装改訂版として復刻されましたが、
    2011年現在、新装改訂版も入手困難・絶版となっています。

    専門書としても実用書としても価値のある本です。

    性犯罪被害当事者のみならず、その支援にあたるサポーターにも知っておいてもらいたい記載が多数あります。


    再版されることを切に望みます。

    旧版(絶版)「生きる勇気と癒す力」のコメント・レビューも参考になります。

    http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=18498(2011/11/06)

レビュー

  • SOFTBALLET FORMBOOK R/O

    SOFT BALLET

    30周年だからこそ。

    1995年アルバム「FORM」発売。そのツアー中に活動終了宣言したSOFT BALLET。
    編集とメインのインタビュアーは、現在ロッキングオンJAPAN副編集長の井上貴子氏。

    ラストライブの1か月前に出版された、実質「SOFT BALLETの解散本」と言える本です。


    ロッキングオンの名物企画である20000字インタビューが全部で9本入っています。
    ライフストーリー、テーマ別、そして活動終了宣言後のラストインタビュー。

    ロッキングオンJAPANのバックナンバーにあるインタビューも部分的ですが入っています。


    1990年前後のバンドブームの時代。
    写真集やムック本等が多数出版される傾向があった中、SOFT BALLETは93年「PHOTOGRAPHS」とこの「FORM BOOK」くらいしかありません。

    2016年に森岡賢氏が急逝し、再々結成の夢は潰えてしまいましたが、SOFT BALLET30周年「relics」が2020年に発売されました。

    懐かしいと思う方も、解散後にSOFT BALLETを知った方もたくさんいらっしゃると思います。

    SOFT BALLETの音は各レコード会社等からデジタル配信されていますけれど、インタビュー記事と写真はジャケ写くらいしか知ることができません。

    ファンの方はなかなか手放そうとはされないでしょうから、古本で見つけるのも本当に困難です。

    30周年の今、もちろんメンバーやご遺族の承諾をいただけたらではありますが、是非再版して欲しいです。(2020/02/10)

  • 生きる勇気と癒す力

    エレン・バス ローラ・デイビス

    性暴力における当事者と支援者を繋ぐ本。

    著者はどちらも性被害サバイバーです。日本語版の初版は1997年。
    その際も数年にわたり再版希望の声があがり、2007年2月に新装改訂版として

    【生きる勇気と癒す力―性暴力の時代を生きる女性のためのガイドブック 】という名で復刻されました。

    ですが、2011年現在、その新装改訂版も入手困難・絶版となっています。
    アマゾンのマーケットプレイスで1万円を超えます。(定価5500円です)

    性被害にあった人をベースにして書かれていますが、ちゃんと「ここに書いてあることは性被害サバイバーのみについてのことではない」という但し書きが各所にあります。

    ACや虐待、自死遺族、犯罪被害等の被害当事者と、その被害当事者を支援する側にいる人々・団体が知っておくべきこと、知っておくことで今からを生きていくための指南書になると言える本です。

    深い心の傷に対し、どう対処すればいいのか、あらゆる方面からとても詳しく書かれています。
    現在の自分を知る事、自分自身の心の癒し、家族との関係をどうするか。
    加害者と対決するかしないか、訴えるか訴えないか。
    また対決や訴えを起こす際に起こりうるメリットとデメリット。
    そしてそのような傷を持つ人を側でサポートしている家族や恋人が読むための章も用意されています。
    また日常の中で自分でできるセルフヘルプについて。
    パニックや極度の落ち込みで身動きがとれなくなったときの対処法例なども事細かに書かれています。
    ここまで詳細に書かれている本は他にないと思います。

    実際、私自身、この本を購入し、読了済みです。
    通しで読んだのは数回ですが、何かあるたびに目次・索引を見て、日々の中で自分の気持ちがうまく表現できないとき・鬱状態に陥った際に何を手がかりにして、再び生きようと思えるようになれるか。

    何度も何度もこの本を使わせてもらって、自分なりに生活の中に取り入れていくことで何とかやってこれています。

    他にもいろいろ本はあるのですけれども、PTSDと共に生きていくという現実から逃げることはできない。
    ならばできうる限り、生きやすくなりたかった。
    それを裏づけ、かつ自分では気づけなかったことを教えてくれた本はこの本でした。

    ただ、この本が心理学・精神医学の分野では有名なので、英文版でことたりてしまっており、日本語の一般書としての認知度が低いという心理学関係者の方からもお話をうかがいました。
    (実際、英文のものは今でもアマゾンなどで手に入ります。)
    日本語版は、本編だけで約500ページ近く。(索引や巻末資料除く)

    出版社の三一書房 小番さまから直接ご連絡をいただきました。復刻・重版に向けて善処しますとのお返事をいただけました。
    また、復刊ドットコムでの投票数も再版にあたって、社会的なニーズがあるという材料になるためとても重要ですとのことでした。

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    全部で序章含めると六章。

    序章から第三章まで、がっつり『サバイバーたちが実体験を元にして回復に必要だったこと等を、他のサバイバーと共有できるカタチでまとめてくれている宝物のような言葉たち・体験談』だらけ。

    第四章。当事者をとりまく友人、親、家族、支援者に向けての章。
    一見、性暴力被害当事者と直接関わらないと意味がないように思う人もいるかと思います。でも実は医療・福祉・介護業界で働く人たちの「働きづらさ」「介護疲れ」等とも関わってくる内容だと私はとらえています。

    第五章「真実を見据える~サバイバー攻撃の真相」。
    未だに性虐待をうけたとカムアウトすると「人からの注目が欲しいための嘘」「精神科領域の病による妄想」とされてしまうケースがあります。
    子どもが親からの虐待を指摘してもなかなか真実を語っていると思ってもらえない現実。繰り返される、無意識や善意からくる二次的な侵害(神話も含め)を、歴史的な背景や、社会的構造など学術的に整理。(2013/09/23)

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