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復刊リクエスト投票

  • 情報なき戦争指導

    【著者】杉田一次

    繰り返される政治家の発言。時には自衛隊高官の発言。
    堀栄三氏が「大本営参謀の情報戦記」で憂いた、「情報的におめでたい」日本人の性質は、大正10年から何も変わっていない。
    フィリピン戦と日本本土決戦の展望について正確な情報判断をした堀氏の上司であった杉田氏が書かれた本書は、おめでたい日本から、兎の耳を持つ賢い日本へ、遅ればせながらであれ脱皮するための不可欠の教訓書である。(2013/08/14)
  • 環境の哲学

    【著者】桑子 敏雄

    日経BPで著者の桑子氏と池上彰氏の「合意形成」に関する討論がとても面白かった。
    原発問題の将来も含め、成熟した市民社会を持つ日本を育てていくために、ぜひこの本を読んでみたい。(2013/06/03)
  • 現代の青春

    【著者】高橋和巳

    1981年の大学入試の問題文として出され感動した。時代・社会・科学技術の変化を越える深い示唆に富む本書を現代の若者に読んでもらいたい。
    ・自立的思弁を育てるにはどうすればよいのかと考えてみますと(略)いろんな事実をイメージをともなうかたちで数多く知ることなのです。(略)逸話の形で、人間のいろんな行為の類型を覚えこむのが上手なやり方だと思います。(略)平和にも、平和の理論だけではなく、人の心を打つ平和のイメージが必要なのです。(イメージをはぐくむ)
    ・読むことと書き述べることの比率が、時間的に八対二ぐらいであるのが一番精神に健康であるような気がする。(略)魚が網にかかるのは網目の一つにすぎないが(略)たまたま役立つ網目の背後に広大な無駄の部分が必要なのであって、あまりカード式に整理されすぎた精神はかえって不毛となるだろう。(精神の網)
    ・(略)まだ新しい読書の態度が確立していないということは、(略)何か予期しない<読書>の在り方が、生まれないとも限らない。二十世紀後半から二十一世紀にかけて、独自な文化が形成されるのは、おそらく、それからのことであろう。(未だ形なき新しい読書)(2013/03/06)
  • 人生談義

    【著者】エピクテートス

    上下巻を高いお金を出して買いました。
    面白すぎます。
    皇帝が書いたのではなく、奴隷出身者が書いたところに実感がこもっています。
    『お前はオリンピック選手になりたいならそうしたらいいだろう。しかし、酒を飲みたくても飲めず、監督の言いなりに訓練に励まなくてはならない。それでいいならなればよいだろう。
    なぜ、与えられたもので満足していないのか。』
    笑ってしまいました。
    成長は思うに任せない経済の中、衆愚に流されず、心穏やかに生きて死ぬための必読書と思います。
    中学くらいの教科書に載せるべきです。
    ぜひ復刊させましょう!!!(2011/06/22)

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