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復刊リクエスト投票

  • 地の糧

    【著者】アンドレ・ジッド 著 / 今日出海 訳

    詩情に溢れたとても美しい本です。かつては古書の価格があり得ないくらいの高値になっていましたが、今やそれすらもなく全く入手不能に。どうしても読みたい。(2022/12/26)
  • ポール・ペニフェザーの冒険

    【著者】イーヴリン・ウォー

    あらすじを読んで、ウォーらしいブラックな感じが漂っている。ぜひ読みたい。(2016/01/19)
  • 一粒の麦もし死なずば

    【著者】アンドレ・ジッド著 堀口大學訳

    図書館で借りました。買いたいですが、古書は状態が悪いわりに高い。(2015/09/16)

レビュー

  • ノブレス・オブリージュ イギリスの上流階級

    新井潤美

    専門家です

    著者は他にもこの手の作品を書いている方で、その作品も読みました。復刊なので最新の内容とは言えませんが、扱っているテーマ自体が(ある時期までは)さほど変化のないもの(多分に歴史的要素が含まれるため)なので、気にせず読めます。(2022/01/23)

  • 英国貴族の城館

    増田彰久 写真 / 中島智章 解説

    すごい臨場感

    とにかく写真が美しい。増田彰久氏は英国のマナーハウスの写真集(正確には写真集ではないのですが、ほぼ写真がメインと言ってよいほど)を何冊か出版しておられ、本書よりさらに大きい『英国貴族の館』と言う本もあります。タイトルもそうですが内容はほぼ似かよったものです。本作は『館』よりも取り上げられている城館が多く、スコットランドも充実しています。安価に求められるムックのような本(内容は大体同じ)もありますが、氏の写真は大型本で見るに限ります。まずその臨場感。まるで自分が館の中に立っているような気さえしてきます。写真に力があり、迫力が伝わってきます。ページの隅々まで丁寧に撮影されており、細部に至るまで見ごたえ十分。多少高価ですがそれだけの価値はあり、購入して損はない永久保存版です。(2019/12/15)

  • 世界図書館遺産: 壮麗なるクラシックライブラリー23選

    ギヨーム・ロビエ 写真 / ジャック・ボセ 著 / 遠藤ゆかり 訳

    羨ましい!

    購入した直接の動機は、トリニティのレン・ライブラリーに思い出があるからですが、もともと図書館は大好きな場所です。
    それにしても日本の味もそっけもない図書館に比べ、ヨーロッパのそれらの何と豪華で立派なことか。宮殿といってもいいようなものも多く、どれも芸術的設えです。まさに知の殿堂といった佇まいです。
    このような環境で日々本が読める人たちが羨ましい。
    本自体は、通常の豪華本よりは一回り小さいですが、写真は見ごたえがあり、美しさは全く遜色ありません。かえって扱いやすく、手に取りやすいサイズと価格になっています。図書館に限らず、もっとサイズの大きな豪華本もたくさん出ていますが(『世界で一番美しい図鑑』シリーズなど)、そのような本が欲しいけれど・・・と足踏みしている方に最適かと思います。(2018/06/06)

  • ハルの日

    渡辺眞子 文 / どいかや 絵

    辛いけど直視しなければならない問題

    「普通」の人間がどれだけ残酷なことをしているか。

    仔が欲しいわけでもないのに手術を受けさせず、産まれてしまったら不要品のように棄てる。誰かが拾ってくれるかもしれない(そんな保証はどこにもない)という勝手な希望的観測に頼って。
    軽い気持ちで拾い、可愛い子犬のうちは可愛がるがすぐ飽きて面倒を見なくなる。そして一度は可愛がっていた動物の最期さえ自分では責任を持たず、やりたくないことは他人に押し付ける。
    無責任、責任転嫁という簡単な言葉では済まされない。

    しかし飼う前に熟慮する人は少なく、大抵は可愛いという勢い、ノリで手に入れる。
    今と生活が変わっても、病気になっても、高齢になっても、最後まで面倒見切れるか。運動量はどれだけ必要か、どんなものを食べさせてはいけないか、どんな病気にかかりやすいか・・・軽々しく家に受け入れられるものではないのだ。
    健康であっても金はかかる。予防注射は毎年、餌代、トイレのしつけ、毛も抜ければ排泄物の処理も。
    最近は愛玩動物も長寿になっている。

    特にハルは、一度は幸せな日々を味わう。それだけに飼育放棄された後の悲哀は更に大きい。それでもハルは最期まで、家族(と信じていた)が迎えに来てくれるのを信じて待っていた。
    こんな残酷なことができるのはサイコパスか?否。我々のすぐそばに、彼らは普通の顔をして棲んでいるのだ。
    こんな運命をたどる命はゼロにしなければならない。
    彼等も我々と同様、幸福や苦痛、喜び悲しみを感じる生命なのだ。
    本当に短い物語だが、内容は凄く重い。(2018/04/23)

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