kuukiatamaさんのページ 復刊リクエスト投票 午前2時に何かがくる 【著者】佐野美津男 幹の捻れた木。コーヒーに溶けていくミルクの様子。無くなったはずの足のかゆみ。「私にはかかわらないでください」そう言って強烈な印象を残して去っていく少女…ロボトミーや精神病院というきわめてミステリー的題材を扱いながらもただのエンターテインメントで終わらせない。読者(子供)をつきはなしてしまう。それは他の児童文学作家と違って著者がより子供という存在と真摯に向き合っていたからだと言えるだろう。児童「文学」者佐野美津男の面目躍如たる著作。(2002/04/12)
復刊リクエスト投票
午前2時に何かがくる
【著者】佐野美津男
コーヒーに溶けていくミルクの様子。
無くなったはずの足のかゆみ。
「私にはかかわらないでください」
そう言って強烈な印象を残して去っていく少女…
ロボトミーや精神病院というきわめてミステリー的題材を扱いな
がらもただのエンターテインメントで終わらせない。
読者(子供)をつきはなしてしまう。
それは他の児童文学作家と違って著者がより子供という存在と真
摯に向き合っていたからだと言えるだろう。
児童「文学」者佐野美津男の面目躍如たる著作。(2002/04/12)