こうやさんのページ 復刊リクエスト投票 泥棒っ子 【著者】川竹嵯峨夫 小学生のとき近所に市立図書館が開館し、本好きであったので毎週かならず図書館通いをした。その図書館で手にした本でもっとも印象に残っている本である。中年にさしかかった今もその一読後の衝撃は忘れない。 お金がからむ話が見事にリアルである。野菜を作ったり、山で花をとったものを町で売り、自分たちの食糧やノートペンなどを購入する。作じいが亡くなる直前に、兄ちゃんに「誰にも内緒だ」といい金をあげる、給食費を支払えず、先生にみんなの前で恥をかかされる・・・・。子供向けの経済読本という意味がある。親がいないというのは子供にとって想像すら恐ろしい事態である。中学生である兄ちゃんは、生活保護の道をえらばず、自立の道をとる。貧乏であるが自立を前提にする精神・・・現代にもっともかけている精神ではないだろうか? 良書には永久に生命を持てるはずだ。本書はぜひ復刻してほしい。(2010/01/19)
復刊リクエスト投票
泥棒っ子
【著者】川竹嵯峨夫
お金がからむ話が見事にリアルである。野菜を作ったり、山で花をとったものを町で売り、自分たちの食糧やノートペンなどを購入する。作じいが亡くなる直前に、兄ちゃんに「誰にも内緒だ」といい金をあげる、給食費を支払えず、先生にみんなの前で恥をかかされる・・・・。子供向けの経済読本という意味がある。親がいないというのは子供にとって想像すら恐ろしい事態である。中学生である兄ちゃんは、生活保護の道をえらばず、自立の道をとる。貧乏であるが自立を前提にする精神・・・現代にもっともかけている精神ではないだろうか?
良書には永久に生命を持てるはずだ。本書はぜひ復刻してほしい。(2010/01/19)