山の彼方にさんのページ 復刊リクエスト投票 人間の運命(1)-(7) 【著者】芹沢光治良 近代日本の明治、大正、昭和の一日本人の半生を滑らかで平明な文体の中に、人間の生きる意味を問うという、他に類を見ない日本近代文学を代表する教養小説であり必読書である。だからこそ、後世の人々に読み継がれなければならない。『人間の運命』なればこそ、人類共存への叡智を生み出し、いかに生きるべきかを学び教えてくれる書として欠くことにできない文学なのである。私たちは森次郎を心に宿しながら生きることこそ本道であると思うようになるのである。(2003/10/11) 巴里に死す 【著者】芹沢光治良 芹沢文学を読むたびにその根底にある「祈りの思想」とも言いたいような人間の琴線ある「聖」なるものに触れることのできる文学だと思っている。一人静かに自己を見つめるとき、座右になくてはならない文学が芹沢文学である信ずる。宗教的自由人の姿勢、すなわち「大自然の偉大なる力が神である」というところに芹沢文学の現存理由を見出しているが故に、『巴里に死す』をより多くの読書人に読んでもらいたい願う次第である。(2003/10/11)
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【著者】芹沢光治良
巴里に死す
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