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  • まほうをかけられた舌

    【著者】安房直子

    この物語を一番最初に読んだのは、もう30年くらい前でしょうか。その頃からわたしは安房さんの小人が出てくる話、お料理の話は大好きでしたが、(味を盗もうと思って通いつめたレストランが、実は腕利き料理人だった亡父の残した貯蔵食品の眠る自分の家の地下室だった)というラストの大どんでん返しには、あっと言う位の新鮮な感動がありました。童話と言うより質の良いSFのショートショートを読んだみたいでした。大人になってから読むと、ガッカリするどころか、また違った読み方ができ、それだけ奥深い話なんだと思います。作風としては(ハンカチの上の花畑)に似ているかも知れません。わたしが30年も繰り返し読んでいる、大好きな童話です。(2008/03/05)

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