街ももんがさんのページ
「街ももんが」と申します。 ニックネームは、高校のあだ名に由来します。 動物の「ももんが」が夜行性だからといって、 夜の街だけを飛び回る人というわけではありません。 今は『色川武大阿佐田哲也全集』のFUKKANを望んで ここに登録しています。 お仲間募集中。 武大さんの生家は、東京山手線の輪の真ん中辺にあり、薬医門のある和庭の中に屋敷がありました。 おぼっちゃんだったのに、それを恥じたり、本能的に弱い者いじめを許せぬようなところがあり、それが早くから親の愛のひとつ外で自分を試した結果に続いたのかもしれません。 不思議と色白で長躯の美男を輩出し続ける色川家にあっては、小柄で個性的な男子だったため、容貌についてコンプレックスのある書き方をしていますが、ドッコイご本人も子供のころからなかなかのハンサムだったようです。 でも、エラそうに見えることを嫌い、人間のあらゆる姿を瞬時に理解しかつ愛することが出来てしまう特技から、目に写るものへの哀しみもことのほか多く、しかたなしについに作家になってしまった人のような印象を、私は彼に持っています。
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色川武大阿佐田哲也全集
【著者】色川武大阿佐田哲也
でも、人ってそんなに本当は弱くないし、こう生きてゆこう！とかフォームを決めると、変化して行ける自分をを楽しめる余裕も持っていると、彼は今でも語っている気がします。自分で生きて、試して、ほら大丈夫！そのあんたの生き方だって、俺には愛しいんだって…ね。
繊細なのに、大胆に生き、やりたい放題やって死んだ様に見えながら、愛情溢れる眼で周囲の人を見つめ、メッセージを残し続けた作家が、色川さんだと、時代が判って来る時が到来しましたよね。(2008/03/04)