58 票
著者 | 岡田貴久子 著 / 長新太 絵 |
---|---|
出版社 | 白泉社 |
ジャンル | 児童書・絵本 |
ISBNコード | 9784592760283 |
登録日 | 2002/02/13 |
リクエストNo. | 7832 |
リクエスト内容
山の間の小さな駅の神社のお祭りにブンさんは、海を売りに来ました。いろんなかたちの光る丸いものは、本当はビー玉工場のごみ捨て場に転がっていた出来そこないだったのです。ブンさんの巧みな話につられてお客さんたちは、次から次へと海を買って帰ります。ブンさんは、笑いが止まりません。その夜、旅館で寝ていたブンさんのところに、ねずみが海を買いに来ました。ねずみの作った朝ご飯を食べるとブンさんは、元気がもりもりわいてきました。そして、ねずみに「サイダーみたいなすずしいいろをしたみなみのうみ」を選んでやりました。それから、月日は過ぎ、ブンさんのところにねずみから、小さな小包が届きました。中からは豆粒ほどの海の幸が出てきました。さて、ブンさんは、本当の海を作ることができるのでしょうか?
復刊ドットコムスタッフ
岡田貴久子&長新太による絵本です。1984年刊。
海=できそこないのビー玉をお祭りで売るために、山の間の小さな駅にブンさんがやってきました。ビー玉を塩水に3日程つければ海になると、言葉巧みに村人に売りつけます。その夜、旅館で寝ているとネズミがビー玉を買いに来ました。ネズミはお金がないので代金分、ブンさんの身の回りの世話をしてビー玉をもらいます。すっかりネズミと仲良くなったブンさんは、別れ際に名刺を渡しました。それから時は流れ、ある日ネズミからブンさんに小包が届きました。海の幸と一緒に小包に入っていた手紙には、ビー玉を塩水に特別スパイスを混ぜたものに入れたら海になったと書いてありました。ブンさんは海を作ろうと挑戦しますが…。
学習塾の教材に物語の一部が掲載され、話の続きが気になると、多くのリクエストが寄せられています。
投票コメント
全58件
-
国語の教科書(小学4年生)に教材として出ておりました。原作を探しておりましたが、日本書籍が教科書の出版から撤退したことで原作のほうも今は手に入らないようです。原作の絵本で読んでみたいのでぜひ復刻を希望します。 (2009/10/24)GOOD!4
-
初めは人を騙してもうけていたブンさんが、ビー玉をうみと信じて疑わずそのために一生懸命働くねずみと出会って心を動かされ正直な人になっていく。うみを切り取ってビー玉の大きさにした、というだけでも何だかワクワクするではありませんか。極めつけは最後のねずみからの小さな小さな小包。いつまでも心に残るお話です。是非手元に置いておきたいので復刊してほしいです。 (2003/07/19)GOOD!4
-
公文で子供がこのお話を学習しているのを見ました。「ビー玉を塩水に漬けると海になる」という子供の憧れが詰まったような素敵なお話で、読みながら綺麗な絵やキラキラした色が浮かんでくるようです。ぜひ復刊よろしくお願いします。 (2023/12/14)GOOD!2
-
くもん教室を運営しています。GOOD!2
国語の教材に『うみうります』が出題されており、生徒たちが「続きが読みたい!」と言い、教室文庫へ置いてほしいとの要望が多く寄せられています。
子どもたちの想像力をかき立ててくれるこの本を、ぜひ生徒たちに読ませてあげたいのです。 (2022/01/04) -
うみを売る、という嘘の商売をしていたブンさんが不思議な世界へと引き込まれ、自身の行為を見つめ直す物語がすごく素敵です。絵本として手元に残しておきたい一冊です! (2021/12/17)GOOD!2
読後レビュー
NEWS
-
2023/12/14
『うみうります』が50票に到達しました。 -
2002/02/13
『うみうります』(岡田貴久子 著 / 長新太 絵)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
うさこ