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著者 | 矢吹申彦 |
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出版社 | 福音館書店 |
ジャンル | 児童書・絵本 |
登録日 | 2024/06/26 |
リクエストNo. | 76330 |
リクエスト内容
絵本雑誌「おおきなポケット」2003年2月号
絵・矢吹申彦 文・いしいしんじ
まず客が店に入りうどんを注文すると、職人がうどんを捏ねはじめます。
そして職人がうどんを作っているうちに、生地が店を超えて世界へ飛び出し侵食していき、うどんと世界の素晴らしくカオスなコラボレーションが描かれます。
そして客の前にうどんが提供され、客がうどんをすすっているとどんどん宇宙となります。(こう表現することしかできません)
最後は「ずるりっ!」と食べ終わり「ごちそうさま」で潔く簡潔に終わります。
投票コメント
全1件
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うどんを作るだけの絵本なのですが、シュールさと中毒性がとんでもないです。GOOD!1
内容の説明が難しく、エキサイト翻訳のようなあらすじになってしまい申し訳ありません。
まず暖かみとシュールさを兼ね備えた矢吹さんの絵も素晴らしいですし、うどんも本当に美味しそうです。素うどんなのが素晴らしい。
文章のほぼ全てがうどんを作る擬音で構成されているのですが、いしいしんじさんの擬音のチョイスやリズム感も素晴らしく、何度も繰り返し見てしまいます。
今の私がうどんが一番好物なのも、この絵本があったからと言っても過言ではありません。
シュール系の絵本が流行っている昨今において、まさに先見的な作品だったと言えると思います。
今本屋に置いてあっても十分にウケるポテンシャルを持っているのにも関わらず、そもそもきちんと絵本として出版されたことがなく「おおきなポケット」でしか読めないのはかなり勿体無いと思います。
誰もこの絵本を読んだという方に出会ったことがないので、ぜひ復刊を強く希望致します。
(同時掲載の「かしこいめぎつねのものがたり」もかなり個性的で面白いです。) (2024/06/26)
読後レビュー
NEWS
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2024/06/26
『うどんやさん』(矢吹申彦)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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くま