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著者 | 大野 芳 |
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出版社 | 文藝春秋 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784163389806 |
登録日 | 2024/05/25 |
リクエストNo. | 76191 |
リクエスト内容
西 竹一(愛称バロン西)は日本で唯一馬術の金メダリストである。
生まれてから、大日本帝国陸軍騎兵隊に入隊し、1932年のロスアンゼルスオリンピックで金メダルを獲り、第二次世界大戦で硫黄島の戦いで戦死するまでの 西 竹一の生涯について、書かれている。
「米国でも西は馬術家として高名であり、その能力を惜しんだ米軍が投降を呼びかけたが、投降せずやむなく攻撃され、戦死した」というエピソードが有名だが、本当にそんなことが有ったのか?無かったのか?真偽についての記載もある。
投票コメント
全1件
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満州事変直後の1932年夏、ロサンゼルス五輪で「スポーツと政治は無縁」だと世界中に信じさせた日本人がいた。GOOD!1
満州問題で日本が世界の孤児となりつつあった1923年の夏、第10回ロサンゼルス・オリンピック馬術大障害飛越競技で、西竹一が劇的な逆転優勝をとげ、日米両国民に歓呼の渦で迎えられた.西竹一研究の第一人者である筆者が、生い立ちから、陸軍騎兵隊入隊してからの華々しい活躍、騎兵隊が廃止された後、硫黄島の激戦でなくなるまでを描いている。硫黄島戦で部隊は殆ど戦死して、その最期を正確に証言できる人も限られ、しかも終戦から時間もたっているが、できる限り詳細に描こうとしているのがわかる。現代でも戦争はなくならず、未だに多くの犠牲者を出し続けている。西竹一が生きた時代は戦争に日本がのめり込んでいく時代であった。ただ単に、不出世のスポーツ選手が戦争で亡くなったということだけではなく、今の不安定な世界に生きる現代人の心にも強く訴えるのものがあり、リクエストした。 (2024/05/27)
読後レビュー
NEWS
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2024/05/25
『オリンポスの使徒 「バロン西」伝説はなぜ生れたか 」』(大野 芳)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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はらちゃん