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著者 | カレンヘス |
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出版社 | 理論社 |
ジャンル | 児童書・絵本 |
ISBNコード | 9784652077313 |
登録日 | 2016/11/16 |
リクエストNo. | 64208 |
リクエスト内容
1920年代、黄金期のアメリカの小さな町。
KKK団員の少年、アフリカ系の少女、ユダヤ系の少女など、立場や背景の異なる人々の独白の形をとって物語は進行していきます。
何が普通なのか。常識とは、良心とは何か。
詩人伊藤比呂美の翻訳は胸をつく言葉のチョイスで、いつまでも心に残ります。
最初は図書館で借りて、忘れられなくてその後何度も借りました。
手元に置いておきたくて、本屋で買おうとして絶版になっていることに気づきました。
高校生の息子が「昔ママが借りてたあのおかしな話し方をするユダヤ人の女の子の本、また読みたいんだけど?」と言ってきて、やはり子供の心にも深く刻まれていたんだと納得。
グローバリズムに背をむける風潮の強い昨今、多くの人に手に取ってもらいたい1冊です。
投票コメント
全1件
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カレンヘスは、弱者や市井の人々を深く観察してその内側を見つめてゆく作家です。GOOD!1
子どもにもよくわかる表現、大人のいろんなことに慣れてしまっている心をも揺さぶる展開、珠玉の一編です。
伊藤比呂美の訳もすばらしい。
図書館で何度も借りるほど好きなのに手元に置けない寂しさ。
ぜひ復刊してほしいです。 (2016/11/16)
読後レビュー
NEWS
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2016/11/16
『11の声』(カレンヘス)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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けろ