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著者 | ブランデス |
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出版社 | 創元文庫 |
ジャンル | 文芸書 |
登録日 | 2016/02/21 |
リクエストNo. | 63115 |
リクエスト内容
ブランデスは19世紀を代表するデンマークの批評家。ニーチェを初めて評価したので有名。『十九世紀文学主潮』は代表作で、今でいううなら世界文学(当時はヨーロッパ文学が世界文学)を扱った世界でも最初の本だろう。歯に衣着せぬ言いようで、今でも再読に耐える内容は決して古びていない。他にもニーチェ、ゲーテ、シェイクスピアの本もあり、シェイクスピア論はかの有名なグリーン・ブラットも参考リストに挙げている。ゲーテ論も面白そう。訳書は戦前も出ていたが、英訳に寄った個所もあり、創元文庫版は筆者によるドイツ語版にすべて依拠しているという。内容は以下の通り。
1.亡命文学 2.3 ドイツ・ロマン派 4.フランスの反動 5.6 英国における反動 7.8 フランスロマン派 9.10 若きドイツ
出版されたのは4巻までで、すべて出なかったのは残念。岩波文庫に入ってもおかしくない。ブランデスは経済学者水田洋も評価している。
投票コメント
全1件
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発行年代は1880年代と19世紀だが、初めて世界文学を扱った試みとして、注目すべき書だから。ブランデスの批評眼は鋭く、文体もこぎみよい。とにかく、このころは文学が元気だったのだろう。文学の楽しさを教えてくれること必定。 (2016/02/21)GOOD!1
読後レビュー
NEWS
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2016/02/21
『十九世紀文学主潮 全10巻』(ブランデス)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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牡猫ムル