1 票
著者 | 仮名垣 魯文 |
---|---|
出版社 | 岩波書店 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784003100110 |
登録日 | 2010/02/19 |
リクエストNo. | 49641 |
リクエスト内容
最後の江戸戯作者である仮名垣魯文の代表的な開化物。名作『西洋道中膝栗毛』の姉妹編。
文明開化の東京で繁昌した牛肉屋を舞台として、粋な姐さんや太鼓もち、西洋かぶれ、田舎侍、ありとあらゆる人種が集まった世間話である。西洋の肉食、新聞紙、電信機、蒸気車、赤道、魯西亜などの「大千世界」について話し、開化期の庶民風俗を克明に描写する。遊里文化に繋がるものがあれば、旧藩の役人、武士の御用商人の話もある。明治初期の文人、画家、江戸末期の風流人物、寄席、人情噺の編も多い。当時の世態の一面を穿った、江戸戯作の滑稽味が富んでいる。
投票コメント
全1件
-
教科書にも出てくる明治初期、風俗文学の名作を読みたい。 (2021/05/08)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
-
2010/02/19
『安愚楽鍋』(仮名垣 魯文)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
k.kuze