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| 著者 | 松原一郎 |
|---|---|
| 出版社 | 朝日新聞社 |
| ジャンル | 文芸書 |
| ISBNコード | 9784022564078 |
| 登録日 | 2008/07/20 |
| リクエストNo. | 42928 |
リクエスト内容
松原一郎は日本よりも外国での名声が高い筋生理学者。本書は、70年代にロンドン大学キングス・カレッジで生物物理学を学んだ日々を綴ったエッセイです。
投票コメント
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松原一郎は日本よりも外国での名声が高い筋生理学者。本書は、70年代にロンドン大学キングス・カレッジで生物物理学を学んだ日々を綴ったエッセイです。表題は、松原が通った研究所がロンドン最古の劇場街にあったことに由来。世界中から集まる科学者たちとの交流、家族との異国体験、日本を離れて発見した「日本」と「外国」のことが、松原というフィルターを通して静かに語りかけられます。優しいフィルターです。樹木が、自分の広げる枝葉の下の出来事を、いつくしむような優しさです。簡素で落ち着いた文章は、読み終えることをためらわせます。巻末の、松原の妻・純子によるあとがきと、恩師・江橋節郎の寄稿も、本書の大切な一部になっています。寄稿文のみへのファンレターを、江橋は、読者から受け取ったそうです。このまま消えさせてしまうのはあまりにも惜しい至極の一冊です。 (2008/07/20)GOOD!1
読後レビュー
NEWS
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2008/07/20
『劇場街(Drury Lane)の科学者たち』(松原一郎)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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