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紙踏絵(切支丹伴天連ヲ踏マザル者ハ獄門ノ事)




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著者 黒田家之定
出版社 筑前国福岡藩
ジャンル 専門書
登録日 2007/09/23
リクエストNo. 39851

リクエスト内容

九州・福岡藩(黒田家)で1648年頃より、踏み絵が欧米列強から批判され廃止された幕末期迄、何度も刷られて使用され、寺院複数に一葉づつ貸与された紙踏み絵。踏み絵とは、宗門改め制度の中、九州地方を中心に毎年、若しくは2~3年に一度、潜伏キリシタンを詮議する為、土足で聖像・メダイユ等を踏ませ、踏めなかった者は、御公儀(江戸幕府)禁制の切支丹として斬罪梟首(所謂さらし首)に処すると云う、恐ろしい責め道具であり、ガリバー旅行記にも珍なる蕃風として紹介されている。踏み絵自体は、元々信徒から没収したメダイユ等を木に嵌め込んで製造されたが、その様な品は元来少なかった為、鋳物師が新たに鋳造した美麗な品が、長崎奉行所で使われ、現下も、国立博物館に所蔵されている。紙踏み絵とは、鋳造より廉価で済む為、福岡藩に於いて、木版で和紙に刷られたものであり、同じ木版が実に百数十年近く使用された。消耗品(藩により官給・厳重管理され、毀損・汚損したら廃棄)であった為、現存(手書きの偽物や、戦后に外国人目当ての土産物として作られた同じ模様の銅板製踏絵は、今もオークションで稀に見かけ、明白な贋造品であるにも関わらず、何故か高い値段が附いている)は、少ない。良くも悪くもキリスト教の歴史を考える上で重要な「免罪符(正しくは贖宥状又は免償符)」の復刻品は、英国で限定復刻出版され、「禁書目録」の表紙は、米国でポスターが作成され、江戸期の「排耶書」は、何冊か復刻されているし、魔女狩りのバイブル「魔女の鉄鎚(魔女の鎚)」は、英訳で、今も復刻出版され、「十字軍」の銀貨は、実物がそれ程高い出費をしなくとも入手可能であるが、「踏絵」は、モノ教材用に樹脂製のものが作られている他は、廉価なお土産品があるくらいである。紙踏み絵は、聖画と云うよりは、紅毛人(オランダ人)を想像で描いたような稚拙な木版である為、美しくはない(貶めるため敢えて下手に描いたと云う説もある)が、日本史の授業に使用したいので、モノ教材として覆刻して欲しい!需要は、かなり見込まれるので、珍企画される出版社様、いらっしゃいましたら無償で現物(天保六年二月版・大日本筑前國上座郡志波村里城伝来・黒田藤:左三ツ藤紋を捺印)一葉を貸しますが。もし宜しければ、当方の他のリクエストも是非御高覧ください。(宗教史料多数登録中) ※ 古書店での入手難易度 ★★★★★

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投票コメント

全1件

  • 日本の古本屋サイトにて実物が101,090円で出ていました。
    参照:http://www47.tok2.com/home/kawagoe-saitama/kirishitan/06fumie.html (2007/09/23)
    GOOD!1

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NEWS

  • 2007/09/23
    『紙踏絵(切支丹伴天連ヲ踏マザル者ハ獄門ノ事)』(黒田家之定)の復刊リクエスト受付を開始しました。

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