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著者 | 立原正秋 |
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出版社 | 講談社 |
ジャンル | 文芸書 |
登録日 | 2007/06/21 |
リクエストNo. | 38939 |
リクエスト内容
三度目の結婚(一回は死別、二回目は離別)でようやく真の愛に導かれた直子。三度目の夫・深津荒太は、俗物を嫌っている。二度目の夫は伝統ある茶道の家元で、愛人が外に二人いる(一人には娘もいる)が、彼女達が離婚の原因ではない。直子との別れは彼にも傷跡を残す。彼と再会した直子は、彼の人間らしい一面を垣間見るのだが、何もしてやれずに苦しむ。死病を患った荒太の友人が直子と荒太を訪ねてきて…。未完成で終わった、立原正秋の人生最後の小説。
投票コメント
全1件
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同じようなテーマを扱った立原氏の小説は数あれど、離婚した家の人々の苦しみや孤独・辛い現実を直視した作品は恐らくこれだけでしょう。「俗物」に対する偏見や食道癌の作者が食べられないゆえの食べ物の描写など、欠点は目に着きますが、ユーモアの中に描かれた寂寞感も読み取ってください。 (2007/06/21)GOOD!1
読後レビュー
NEWS
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2007/06/21
『その年の冬』(立原正秋)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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ジャック・ドレン