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著者 | 皇徳奉賛会高輪分会 |
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出版社 | 皇徳奉賛会高輪分会 |
ジャンル | 専門書 |
登録日 | 2006/10/06 |
リクエストNo. | 35783 |
リクエスト内容
昭和11年発行。大型本。昭和11年当時の旧帝国陸軍の連隊旗(軍旗)を全て紹介した写真集。日本陸軍の軍事関係の資料は沢山あるが、軍旗を紹介した写真集は稀である。本体部分は裂けて破れてしまい、中身が無く殆ど房だけになった軍旗(それでも兵士には、その空間に軍旗が見えるのだと思う)が多いことに気付かされる。明治の軍歌「敵は幾万(著作権消滅)」の歌詞にあるが、「風にはためく 聯隊旗 しるしは昇る 朝日子よ 旗はとび来る 弾丸に 破るる程こそ 誉なれ」とあるが、本当にボロボロでその通りだ。触る事も許されない、命が鴻毛より軽かった時代に、命よりも尊いとされた軍旗を、写真に撮るのは、大変な事である。一旒(太平洋戦争末期に新設された連隊の一旒は、戦后GHQの目から隠し通し、現下、靖国神社遊就館に鎮座ましましてある)を除いて、終戦時に全てお焚き上げされてしまったので、非常に貴重な資料であるが、戦后、一度として復刻されていない。附録に「輝く軍旗歴史」と云う冊子があり、日清戦役~北清事変~日露戦役~青島・南洋出兵~西比利亜出兵~上海事変と、軍旗が、死守され続けてきた事が分かる。第二次世界大戦でも、敵の手に決して奪われなかったその精神には、イデオロギーは別にしても、感慨深いものを感じる。南方に、中国に、太平洋の孤島に、散り散りになって、兵士と共に散華したと思うと、感無量である。水木しげる先生の漫画に「ダンピール海峡」と云う軍旗手の話(元兵士であったからこそ書ける話だと思う)があったが、本当に血の塊なのだと思う。もし宜しければ、当方の他のリクエストも是非御高覧ください。御徒町:上野文庫にて入手(軍事関係資料多数登録中) ※ 古書店での入手難易度 ★★★★☆
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読後レビュー
NEWS
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2006/10/06
『皇軍聯隊旗写真帖』(皇徳奉賛会高輪分会)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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厚木のブンブン