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著者 | デイヴィッド・ヴォイナロヴィッチ |
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出版社 | 白水社 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784560045756 |
登録日 | 2006/01/26 |
リクエストNo. | 32362 |
リクエスト内容
おれはあんたたちの中に立ち、目に見えない腕と手を振っている……。エイズと闘いつづけたゲイ・アーティストが、ストリート・チルドレンとして男たちの間を漂い、病に斃れ、死を迎えるまでの凄絶な流亡の日々を追想する、哀しみに満ちた最果ての墓碑銘。ゲイ・アート/ドローイング多数掲載。
投票コメント
全1件
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エッジの効いた文体とそれを際立たせる実験的なスタイル。8歳の頃から男娼を始め、遂にエイズで倒れるという当時のアメリカの病理をまざまざと見せ付けられる。過激な性描写もあり、それは暴力的であるが故惹きつけられる(当然男性同性愛の性描写)。何より「最果て」の人生を経験した著者の、魂の叫びであり、悲痛な叫びであり、この本が絶版となることはヴォイナロヴィッチの生きた証を奪うことに等しい。またこの本はジャン・ジュネ、ウィリアム・バロウズと続くゲイ・フィクションの系譜を継ぐエッジな文学として価値がある。 (2006/01/26)GOOD!1
読後レビュー
NEWS
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2006/01/26
『ガソリンの臭いのする記憶』(デイヴィッド・ヴォイナロヴィッチ)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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yuya_sakurai