15 票
著者 | 全国社会科学研究会編集委員会 |
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出版社 | ウニタ書舗 |
ジャンル | 専門書 |
登録日 | 2005/01/23 |
リクエストNo. | 27681 |
リクエスト内容
第一編 社会民主主義とえせ共産主義(スターリニズム共産党)の裏切りの歴史
第一章 ヨーロッパの労働運動と経済主義・組合主義/第二章 ドイツ社会民主主義運動の挫折――スパルタクス団の敗北まで/第三章 ドイツ共産党とその誤りの歴史/第四章 オーストリアの労働運動 一九一八年~三四年/第五章 フランス労働者階級の敗北 一九三四年~四四年/第六章 イタリアの労働運動 一九二○年~四五年
第二編 国際プロレタリア革命の教訓
第一章 ロシア革命運動史――統一戦線戦術の問題を中心として/第二章 スペイン革命と人民戦線/第三章 英国労働党政権とその裏切り――第二次大戦前まで/第四章 第一次大戦五のアメリカ労働運動
第三編 「民主連合」政権の幻想とその限界
第一章 一九四八年の諸革命と第二インタナショナル/第二章 第三インタナショナルの「統一戦線」批判/第三章 「人民戦線」の教訓
第四編 ヴェトナム革命運動の歴史と内実
第一章 ヴェトナムの社会経済体制/第二章 ヴェトナム共産党の歴史とその欠陥/第三章 ヴェトナム南部の「民族解放」運動/第四章 ヴェトナム革命運動と日本の「左翼」
投票コメント
全15件
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これは「内容」から見るに、(著者の意図とは別に)「国際共産主義運動」というものがいかに「裏切」「挫折」「敗北」「限界」に満ち満ちているかを研究した著作のようですね。そして現在はほとんど消えてしまってい、人民の多くが「国際共産主義」など忘れたか、知らないかになってしまった。是非読みたいものです。 (2005/10/01)GOOD!1
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この本がおもしろかったのは、いわゆる統一戦線戦術ってものGOOD!1
を、すばらしく現実的に総括しているところでした。
今だに「左翼」の人たちは、形ばかりの「統一」にこだわります
が、ふつうの労働者がなぜ白けているか、本当の本物でなければ
ダメということを直感していると思います。
この本は、いい加減な「左翼」を断罪しているだけでないところ
が、すばらしい。 (2005/02/28) -
「真実の歴史を学ぶことはそれがどれ程の『悲劇』を含んでおり暗たんたるものであり、まことにきびしいものであろうとも、労働者にとっては何にもまして必要なことである」。これが、この本の第一編第一章の、結びの言葉である。GOOD!1
この本は三十年以上も前に出版されたものである。しかし、徹頭徹尾マルクス主義――共産党に見られるスターリニズム、急進派のトロキズム、構造改革等の日和見主義とは無縁の――に貫かれ、過去の国際的な、共産主義、労働運動を分析し、書き記しているという意味では、大変貴重な文献であり、労働者にとって大いに学ぶべき教訓を含んでおり、現在でもその価値はいささかも減少してはいない。 (2005/01/23) -
資料として興味があります (2014/05/28)GOOD!0
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ソ連崩壊以前に、国際共産主義運動について、トロツキーの立場からではなくて、資本主義美化の立場からではなく、スターリン主義の犯罪性を糾弾している独自性は画期的であり、ぜひ復刊してほしい。 (2012/07/15)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2005/01/23
『国際共産主義運動史』(全国社会科学研究会編集委員会)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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柳田 真未子