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著者 | 大海赫 |
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出版社 | ブッキング |
ジャンル | 児童書・絵本 |
登録日 | 2004/10/26 |
リクエストNo. | 26584 |
リクエスト内容
ケンとタテオは、そりの合わない仲だった。
ある日、ケンが公園でタテオを待ち伏せして、喧嘩を売った。その時、森の奥から、七十年ほど昔の軍人が現われて、二人の名を手帳に記して去った。
その後ケンは、郵便配達員から、一通の「臨時収集礼状」を受け取り、ヒトリノモリ公園へ行った。そこには、先日の軍人が待っていて、自分の家に連れていった。家の中で軍人は、昔軍隊で使われたと言う、古い水筒をケンに見せる。せんを抜くと、水筒の底から、戦争そのものの、騒々しい物音が吹き出してる・・・。
<大海先生のコメント>
今まで、私達は、戦争といえばその悲惨さだけに目を向け、「戦争は悲惨だからやめよう」といい続けてきました。しかし、どんなに悲惨さを強調したところで、戦争が無くなるわけではありません。
人類の愚かさは、悲惨には懲りない事です。
いや、人類は「正義」の旗さえ掲げれば、どれほど悲惨でも戦争をやり続けます。しかし、戦争には「大義」も「名文」もありません。戦争は唯々馬鹿々々しい茶番劇にすぎません。私は、この童話で戦争による人類の愚かさを徹底的に書きました。
私が生涯かいた、最も長い童話です。
※あらすじの続きは掲示板へ書きます。
ネタバレしたくない方は御覧にならないでください。
投票コメント
全32件
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我々戦争を知らない世代にとって、もはや戦争の意味自体がなんだったのかわからなくなっています。GOOD!1
そんな飽食の日本のはるか遠くで今もなお戦争が日常的に起こっています。
大海先生が鋭く切り込む本作、ぜひ読みたいです。 (2007/02/04) -
大海先生の作品を、ここで何冊か読んでいますが、児童向けのよGOOD!1
うですが、かなり「奥が深くて」大人でも、充分楽しめるので、
この作品にも投票します。 また、いつまでも、このような作品
が読める世であってほしいです。 (2004/11/02) -
大海赫先生のファンです。読んだことがないので、拝読したいです。 (2024/02/21)GOOD!0
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大海赫先生の大ファンです。読んだことがないので、是非とも復刊よろしくお願いします! (2024/01/17)GOOD!0
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大海先生の作品のファンですがこちらの作品は存じ上げませんでした。GOOD!0
ぜひ読んでみたいです! (2023/08/17)
読後レビュー
NEWS
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2004/10/26
『オタマジャクシの旗の下に』(大海赫)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
Harkonnen