復刊投票コメント一覧
投票コメント
全23件
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「氷」の作者の作品は全部読んでみたい。 (2004/11/30)GOOD!0
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たった三作の邦訳くらい、すべて入手可能であって欲しいから。 (2004/10/15)GOOD!0
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“重い”幻想が満ち溢れています。頭と顔の裂け目から白い蘭の花が飛び出し口の中は根でいっぱいで返事もできないというイメージとか、公園で日光浴をする人々の“匂い”を嗅がないようずっと息を止めるなどといった神経症的な描写、あるいは長篇 『氷』 にも通じるような玲瓏とした宇宙線・放射線の美。GOOD!1
単に審美的というよりは感情の欠如、死の冷たさから世界を見ているといったような視点は、詩人シルヴィア・プラスの晩年の詩にも通じるでしょう。翻訳されて20年以上がたちましたが、いまだ強烈に記憶に留めています。
『ジュリアとバズーカ』も衝撃力のある短編集だったし、『氷』 『愛の渇き』も素晴らしい。カヴァンではその他に、短編集の『アサイラム・ピース』が刊行予定にあがりながら未刊に終わってしまいました。(表題作ほか二篇が「季刊NW-SF」誌に訳載されましたけど)
これらをまとめて復刊する案を取り上げてくれそうな受け皿として、現在ならいくつかの出版社があるはずです。海の向こうではカヴァンの出版は盛んに行なわれているんですがね。 (2004/06/18)
天狼星の旅人