復刊投票コメント一覧
投票コメント
全23件
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カルペンティエールの作品は、シュルレアリスムの影響を受けており、『失われた足跡』や『時との戦い』なども、詩情あふれる実験精神旺盛である。『バロック協奏曲』はサンリオ文庫廃刊のために消え去り、今や古本屋では原価の十倍ほどで取り引きされている。図書館でもお目にかかることは珍しい本である。ラテンアメリカ文学のファンならぜひ読みたくなる本だと思う。 (2003/11/24)GOOD!1
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大長編 『春の祭典』 や 『光の世紀』 は恐れをなして未だ手を出せず、といった状態ですが、GOOD!1
本書 『バロック協奏曲』、 『時との戦い』、 『失われた足跡』 といったところは薄っぺらいし
内容も軽そう…と思ったのがまちがい。濃厚すぎるほどの空気、入り組んだ構造、ペダンティズム、
迷宮のなかから見えてくるもの等々、自分の見当違いも甚だしい作品でした。
当時学校のクラスのサンリオ仲間とは 「本文125頁の文庫で280円は高いよな~」 などと言って
ましたが、そういう軽口がいま高くついてしまっているようです。 (2003/10/01) -
読みたい。 (2003/09/30)GOOD!0
faucon