煙さんの公開ページ 復刊投票コメント一覧 公開ページTOPへ 復刊リクエスト投票 月の上のガラスの町 【著者】古田足日 この本の中の一編「アンドロイド・アキコ」を小学校の国語の教科書で 読み、そのまま深く深く心に残りました。悲しくて美しい物語、こう書くと 字面通りのことしか伝わらなくてもどかしいのですが、 こどもだった私の胸にしっかりと刻まれたアキコの最後の言葉は、 今でもふとした折に心の底の方から静かに浮かんで来ては小さく鋭い ガラスの矢印となって見えないどこかを私に指し示すのでした。 今ほんとうに人がそれを口にしたなら笑われてしまうかもしれないような、 痛むほどに真っ直ぐなアキコの言葉です。 復刊を強く希望します。鈴木義治さんの挿画も素晴らしく、 月の上に咲くむせるような花の匂いが読む人に伝わることでしょう。(2007/12/24) けんちゃんとねこはかせ 【著者】北田 卓史(きただ たくし)=作・絵 記憶がおぼろげなのですが、自動車が煙突のようなところからぽんぽん キャラメルを吐き出している絵が大好きでした。とても美味しそうで、 面白そうで、ものすごく羨ましかった。 ちょっと偉ぶった感じがユーモラスなねこはかせと、おりこうな けんちゃんの名コンビが愉快で突飛な発明をする、そんな楽しい楽しい お話だったように思います。 図書館で繰り返し呼んだ思い出しか今は残っていないけれど、大切な 1冊なので、心から復刊を願います。(2007/12/24) オバケちゃんシリーズ 【著者】松谷みよ子 作 / 小薗江圭子 絵 小薗江圭子さんの挿画での復刊を切望しております。 こどもの頃に出会った、くるくるした瞳が愛嬌たっぷりなオバケちゃん。 小さな子の指でなぞれそうな、くっきりしたまるっこい黒い線と 魅力的な多色使いが大好きでした。 何度も何度も繰り返し挿絵の頁を眺めてはわくわくしたものです。 今にも本から抜け出して動き出しそうな生き生きしたオバケ(生き生き したオバケ?)ちゃんたちの日常世界の愛らしいことと言っら! 特に「ジュース」の場面の色合いがもうたまらなく好きでした。 私の愛する小薗江さんのオバケちゃんに会いたい!大人になった 今でも、そばで笑っていてほしいのは、あの鮮やかな色の中で 飛び回っているくるくる目のオバケの子なのです。(2007/12/24) 麦子さんの時間割 全3巻 【著者】川崎苑子 全3巻、隅から隅まで大好きで、何度繰り返し読み返したかわかりません。元気いっぱい、チャーミングな麦子さんの物語。引越しの時に失くしてしまったのか、押入れや屋根裏までくまなく探しても見つからず、悲しい思いをしています。麦子さんが自分の名前の由来である「麦畑」を一目見ようと小旅行に出かけ、苦労の末やっとの思いで眼前に広がる念願の麦畑と対峙する。しかし力強く波打つ「麦」と思い込んで激しく心打たれたそれらは、実は風にそよぐ「イネ」だった…。いろんなシーンが心に残っていますが、このエピソードが特に好きで、ゆさゆさと頭を揺らして広がる稲穂の緑を見るたびに今でも思い出し笑いをしてしまうのでした。くすくす!ああ、ぜひ、もう一度麦子さんの笑顔に会いたい。(2005/09/17) いのちぬすびと 【著者】香川茂 これほど奇妙で怖くてはらはらする物語に初めて出会った小学生の私は、息を詰めて緊張しながら何度も何度も読み返しました。興奮したまま読書感想文や感想画の題材にも取り上げ、大騒ぎをした記憶があります。(ただ、子供心にはどうにも信じ難いほど無気味なお話だったため、残念ながら先生も友達もあまり共感してはくれませんでした…)でも、とんでもなく面白かった。是非もう一度読みたいのです。(2004/03/09) 6月31日6時30分 【著者】寺村輝夫 作 / 安野光雅 絵 ないはずのものが突然当たり前のように現れて、そこから奇妙で不条理な冒険に巻き込まれて行く。古田足日さんの「まちがいカレンダー」に共通するような、「どこかへんなのに…」「でもどこがへんなんだろう…」という面白さ。息を止めさせられたまま終わらないレントゲン撮影みたいに、「え、そうなの?それでいいの?」とあたふたしているうちに、歯車がずれたままのお話に連れ回される不安と楽しさ。物語は切れ切れに記憶しているだけですが、子供の頃のそんな心躍る感覚は鮮明に胸に刻まれています。この魅力を再び味わいたい、いろんな人に味わっていただきたい。 復刊を強く希望いたします。(2004/03/09) せかいにパーレ ただひとり 【著者】シクスホード/作 西郷竹彦/文 太田大八/絵 子供の頃に大好きだったこの絵本を以前どこかの本屋さんで見かけたことがありましたが、私の記憶の中の「パーレ」ではありませんでした(たぶん別の作家の絵?)。私が探しているのは太田さんの絵の方だと思います。ページを開くと、生き生きと可愛らしいパーレが、鮮やかな赤い色彩の中でたったひとりで一生懸命動き回っていたような気がします。またパーレに会いたい。この絵本に出会ってから、自分が同じような境遇に陥った時のことをあれこれ想像しては何度どきどきわくわくしたことでしょう。(2004/03/09) クロイヌ家具店 【著者】大海赫(おおうみ あかし) なぜ、読みたいか。「クロイヌ家具店」とは小学生の時に出会い、すぐに「これまでの人生で読んだ本の中で、一番に好きな本」になりました。圧倒的な衝撃とともに。なぜ、読みたいか。こどもの私が偶然迷い込んだ、悲しくなるくらいに不可思議で怖くて美しいクロイヌ家具店の在り処を、ずっとずっと今も探しているからです。復刊決定を心から嬉しく思います。(2004/03/09)
復刊リクエスト投票
月の上のガラスの町
【著者】古田足日
読み、そのまま深く深く心に残りました。悲しくて美しい物語、こう書くと
字面通りのことしか伝わらなくてもどかしいのですが、
こどもだった私の胸にしっかりと刻まれたアキコの最後の言葉は、
今でもふとした折に心の底の方から静かに浮かんで来ては小さく鋭い
ガラスの矢印となって見えないどこかを私に指し示すのでした。
今ほんとうに人がそれを口にしたなら笑われてしまうかもしれないような、
痛むほどに真っ直ぐなアキコの言葉です。
復刊を強く希望します。鈴木義治さんの挿画も素晴らしく、
月の上に咲くむせるような花の匂いが読む人に伝わることでしょう。(2007/12/24)
けんちゃんとねこはかせ
【著者】北田 卓史(きただ たくし)=作・絵
キャラメルを吐き出している絵が大好きでした。とても美味しそうで、
面白そうで、ものすごく羨ましかった。
ちょっと偉ぶった感じがユーモラスなねこはかせと、おりこうな
けんちゃんの名コンビが愉快で突飛な発明をする、そんな楽しい楽しい
お話だったように思います。
図書館で繰り返し呼んだ思い出しか今は残っていないけれど、大切な
1冊なので、心から復刊を願います。(2007/12/24)
オバケちゃんシリーズ
【著者】松谷みよ子 作 / 小薗江圭子 絵
こどもの頃に出会った、くるくるした瞳が愛嬌たっぷりなオバケちゃん。
小さな子の指でなぞれそうな、くっきりしたまるっこい黒い線と
魅力的な多色使いが大好きでした。
何度も何度も繰り返し挿絵の頁を眺めてはわくわくしたものです。
今にも本から抜け出して動き出しそうな生き生きしたオバケ(生き生き
したオバケ?)ちゃんたちの日常世界の愛らしいことと言っら!
特に「ジュース」の場面の色合いがもうたまらなく好きでした。
私の愛する小薗江さんのオバケちゃんに会いたい!大人になった
今でも、そばで笑っていてほしいのは、あの鮮やかな色の中で
飛び回っているくるくる目のオバケの子なのです。(2007/12/24)
麦子さんの時間割 全3巻
【著者】川崎苑子
わかりません。元気いっぱい、チャーミングな麦子さんの物語。
引越しの時に失くしてしまったのか、押入れや屋根裏まで
くまなく探しても見つからず、悲しい思いをしています。
麦子さんが自分の名前の由来である「麦畑」を一目見ようと
小旅行に出かけ、苦労の末やっとの思いで眼前に広がる
念願の麦畑と対峙する。しかし力強く波打つ「麦」と思い込んで
激しく心打たれたそれらは、実は風にそよぐ「イネ」だった…。
いろんなシーンが心に残っていますが、このエピソードが特に
好きで、ゆさゆさと頭を揺らして広がる稲穂の緑を見るたびに
今でも思い出し笑いをしてしまうのでした。くすくす!
ああ、ぜひ、もう一度麦子さんの笑顔に会いたい。(2005/09/17)
いのちぬすびと
【著者】香川茂
の私は、息を詰めて緊張しながら何度も何度も読み返しました。
興奮したまま読書感想文や感想画の題材にも取り上げ、大騒ぎを
した記憶があります。(ただ、子供心にはどうにも信じ難いほど
無気味なお話だったため、残念ながら先生も友達もあまり共感し
てはくれませんでした…)でも、とんでもなく面白かった。是非
もう一度読みたいのです。(2004/03/09)
6月31日6時30分
【著者】寺村輝夫 作 / 安野光雅 絵
復刊を強く希望いたします。(2004/03/09)
せかいにパーレ ただひとり
【著者】シクスホード/作 西郷竹彦/文 太田大八/絵
けたことがありましたが、私の記憶の中の「パーレ」ではありま
せんでした(たぶん別の作家の絵?)。私が探しているのは太田
さんの絵の方だと思います。ページを開くと、生き生きと可愛ら
しいパーレが、鮮やかな赤い色彩の中でたったひとりで一生懸命
動き回っていたような気がします。またパーレに会いたい。この
絵本に出会ってから、自分が同じような境遇に陥った時のことを
あれこれ想像しては何度どきどきわくわくしたことでしょう。(2004/03/09)
クロイヌ家具店
【著者】大海赫(おおうみ あかし)
出会い、すぐに「これまでの人生で読んだ本の中で、一番
に好きな本」になりました。圧倒的な衝撃とともに。
なぜ、読みたいか。こどもの私が偶然迷い込んだ、悲しく
なるくらいに不可思議で怖くて美しいクロイヌ家具店の在
り処を、ずっとずっと今も探しているからです。
復刊決定を心から嬉しく思います。(2004/03/09)