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レビュー一覧

摧邪輪

全2件

信と行

岩波書店刊『日本思想体系 鎌倉旧仏教』収録の「摧邪輪」のレビューです。本書には全3巻の原文が収録されていますが、書き下しは上巻のみです。しかし明恵房高弁の批判の要旨は書かれていますので、参考にしていただければと思います。
さて高弁の批判を一言で申せば「菩提心(信心、求道心)の伴わない行(念仏)に意味はあるのか」に尽きます。この点について浄土教側の主張は「信仰があるから念仏を唱えるのだ」となるでしょう。
しかし高弁の主張も浄土教側の経典である浄土三部経を根拠に展開されます。どちらが勝者か読者に判断を委ねますが、法然の高弟であり高弁と同年代であった親鸞にとって自らの存在意義を懸けた戦いであったことでしょう。
そして皮肉にも門下たちがこぞって解説書を書いたことで法然の念仏は広まることになります。とくに親鸞が『教行信証』を書き浄土真宗を立ち上げたことは大きいでしょう。本書もまた日本浄土教の理解に不可欠といえます。

2021/11/25

摧邪輪

法然上人入滅後、開版された選択本願念仏集を読んだ明恵上人が批判する為に書いた本として存在は知っていても、注付きの読み下しで刊行されたら読んでみたい。

2021/11/14