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マニアック川柳コンテスト 九

マニアック川柳コンテスト 九
ご応募ありがとうございました!

「マニアック川柳コンテスト 九」にたくさんのご応募をいただき、ありがとうございました。
皆さまからの作品の数々を以下にご紹介いたします。

それでは、第1回 入選作品の発表です!
入選作品は、以下の3点に決定いたしました!!

入選発表!

まずは、1つめの入選作品をご紹介!
1回も 行ってないのに 2回生
ご存知の方も多いとは思いますが、1回生・2回生… は、主に近畿&四国地方での大学の学年の呼び方。
キャンパスライフを楽しもうと思っていた矢先にコロナの蔓延が本格化し、入学直後からリモート授業を強いられることになった2020年4月入学組は、過去に前例のないマニアックな1年間を過ごしてしまった訳ですね。
本当は悲しい内容なのにそれを感じさせない、軽くひねりも効いたセンスあふれる作品。見事入選です!
続いて、2つめの入選作品をご紹介!
20文字 だけで紡いだ 竜退治
これは「ドラクエ」マニアにはピンときた川柳かもしれません。
1986年に発売された初代「ドラゴンクエスト」は、当時はまだゲームに使えるデータ容量が
小さかったため、使えるカタカナを20文字に限定して、なんとか容量の制限内に収めたそうです。
この2年後に発売される第3作「そして伝説へ…」以前に、すでにこんな伝説を残していたのですね。
そして、最後の入選作品をご紹介!
「キャッ」が好き お化け屋敷の アルバイト
考えてみれば、人に恐怖を与えることで給料がもらえるなんて、なんてマニアックな職業でしょうか!
素直に怖がってくれるお客さんの姿を見ることこそが、仕掛け人にとって一番の働き甲斐なのかもしれません。
もし「ドS測定器」なるものが開発されたとしたら、日本一高い数値が計測されるのは、間違いなくお化け屋敷のスタッフルームになることでしょう。
以上の作品を投稿いただいた皆さまには、5,000円分のQUOカードをプレゼントいたします。
おめでとうございます!

続いて、「佳作」を発表します!
このままボツにするのはもったいない!
という、入選候補として最後まで選考に残った秀作の数々をご紹介。全部で10句あります。

佳作発表!

※作品のうしろのカッコ内は、投稿者名(敬称略)です。

◆そのクイズ 別番組で 既に見た (楸)
こちらは、クイズ番組好きによるマニアック川柳。
特に、時事ネタでクイズを作成する場合などは、他の番組と問題がかぶってしまうこともあるでしょう。
クイズ作家側も「あの番組は、この切り口で来るかな?」と、常に先読みして考えなければならず、
回答者以上に頭のフル回転が求められそうです。
◆お買い物 子供をそりで 連れて行く (みつろう)
こちらの作品は、冬の北海道生活のひとコマを詠んだもの。
こりゃ親も大変ですね… と思いきや、おんぶするよりこっちの方が意外と楽かも!?
ふと振り返ったら、子どもが消えててそりだけ引っ張ってた、なんてことにならないよう注意!
◆大切な お知らせと聞き びびるヲタ (おもちゃの缶詰)
アイドル本人や運営側から「大切なお知らせ」というアナウンスが出ると、「まさかグループ卒業?」とか
「引退?」とか、ついイヤな想像をしてしまうというアイドルオタクによる川柳。
「○○の番組にゲスト出演決定!」なんてニュースだったりすると、
「なんだよ、脅かすなよ~」と拍子抜けしてしまう訳ですね。
◆ちょっと待て それは私の マイボール (お寺なでしこ)
ボウリング場にマイボールを持ち込むようになれば、それはもう立派なボウリングマニア。
「ちょっと! それ私のなんだけど、勝手に使わないでよ!」と、威勢よく隣のレーンに注意したあとは要注意。
「マイボール持ち込むくらいだから、腕前も相当なんだろうな!」という、
無言の視線のプレッシャーを浴びながらの投球を強いられそうです。
◆最初から キカイスタート マスクの代わり (メノウ)
今年3月から放映が始まった「機界戦隊ゼンカイジャー」。
従来の戦隊モノと異なり、ヒーロー5人のうち4人が、人間から変身するのではなく、最初からキカイノイド
(機械生命体)なんだそうです。つまり、4人(4体?)はずっとマスクをかぶったままなので、
これが撮影時のコロナ対策の一環ではないかというウワサも出ているとか。はたして真相は!?
◆ゴレンジャー ポーズのモデル 歌舞伎だよ (気持ちE月)
一方、初代戦隊モノといえば、おなじみ「秘密戦隊ゴレンジャー」。
「5人揃ってゴレンジャー!」と名乗りをあげる際の、右手を開いて前に突き出すポーズが、
歌舞伎の演目「白浪五人男」に由来しているものだそうです。
いまや「風の谷のナウシカ」が歌舞伎で演じられる時代。
「歌舞伎版ゴレンジャー」という“逆輸入”が実現したならば、是非観てみたい!
◆弓道は 放った後が 美しい (オリンポスのガミガミ)
放たれた矢の行方に視線を動かすのではなく、放った人の方にこそ着目する…。
なるほど、マニアの審美眼というものには、一般人とはひと味変わった風情があるようです。
フィギュアスケートのごとく採点に芸術点はなくとも、それぞれのマニアの心の中で
“これぞ美しい姿勢”という型が存在しているのかもしれませんね。
◆元教師 聞けばすぐ地図 だしてくる (echelon)
こちらは、お父さんが歴史の先生だった方による川柳。
ほんの軽い気持ちで質問したつもりだったのに、「その分野ならオレに任せろ」とばかりに
次から次へと細かい解説がやってくる、というシーンが目に浮かびます。
しかも困ったことに、「いやその話、前にも聞いたよ」ってなりがちなんですよね…。
◆夢でしか 存在しない 古本屋 (キンクス)
入手困難なあの本も、見たことなかったレア本も全部置いてある! しかもこんなお値打ち価格で!
マニアにとって、妄想ほどヒートアップするネタはありません。
ちなみに私の知人のラグビー&アイドル好きは、日向坂46のメンバーでラグビーチームのポジションを
決めて盛り上がっていました。スクラム最前列には、ちょっとガタイのいいあのコとあのコ…。
◆犯人を 知ってから読む ミステリー (にじのいろ)
「まさか、この人が犯人だったなんて!」という衝撃と、「あのときの前フリがここにつながるのか!」
と伏線の回収に感嘆する瞬間こそが、ミステリー小説の醍醐味。
しかしながら、わざわざ事前に犯人を調べ、それから読み始める、という方も世の中にはいらっしゃるようで。
著者側は「なんだよ、せっかく考えた緻密なトリックが…」という気分かもしれませんが、
いいんです、こういうマニアックな楽しみ方だってあるんです。
佳作に選出された作品を投稿いただいた皆さまには、Tポイント500ポイントをプレゼントいたします!

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