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マニアック川柳コンテスト 七

マニアック川柳コンテスト 七
ご応募ありがとうございました!
「マニアック川柳コンテスト 七」にたくさんのご応募をいただき、ありがとうございました。
皆さまからの作品の数々を以下にご紹介いたします。

それでは、第2回 入選作品の発表です!
入選作品は、以下の3点に決定いたしました!!

入選発表!

まずは、1つめの入選作品をご紹介!
台風が 来るからtotoを 買いまくる
Jリーグのサッカー13試合の勝ち負けを予想するスポーツくじ=toto。
台風などの荒天で試合が中止になると、その試合については、全員の予想が「的中」扱いとなります。
13試合中9試合以上が成立すれば、くじも成立するというルールなので、
予想する試合が少なくて済む日にこそ購入資金を増やそうというのが、totoマニアの掟なのです。
でもそんなチャンス、年に何回あるんだろう…?
続いて、2つめの入選作品をご紹介!
信号に 黄色い矢印 路電用
画像を検索して驚きました。こんな信号あるんですね!
少なくとも都内では見かけたことがありません。
これぞまさに、路面電車が走っている地方に住む人のみが分かるマニアック川柳!
レア信号や標識などは、まだまだマニアックな掘り出し物が出てきそうな予感がします。
そして、最後の入選作品をご紹介!
意気込みと 胸の谷間の 写メがくる
今年は開催されない「AKB選抜総選挙」ですが、選挙期間中に、よくこういうメルマガが届いたそうです。
AKBグループのファンにはピンとくる川柳なんでしょうか。
お色気を駆使しつつも、度が過ぎるとかえって敬遠されそうだし、
絶妙なサジ加減を探るアイドルたちの懸命な様子が伝わってきます。
以上の作品を投稿いただいた皆さまには、5,000円分のQUOカードをプレゼントいたします。
おめでとうございます!

続いて、「佳作」を発表します!
このままボツにするのはもったいない!
という、入選候補として最後まで選考に残った秀作の数々をご紹介。全部で10首あります。

佳作発表!

※作品のうしろのカッコ内は、投稿者名(敬称略)です。

◆「打ち上げ」の 意味がわからず 勘違い (若葉マーク期間工)
自動車工場などで使われる用語で、「打ち上げ」は「報告」を意味する言葉だそうです。
上司から「打ち上げの準備をしておいてくれ」と頼まれても、「居酒屋予約しました!」
なんて答えたら、「お前何考えてんだ!」とお叱りを受けてしまいそうです。
◆「アベ」と聞き 先に出てくる ジャイアンツ (あべっち)
「アベ」と聞いてすぐに頭に浮かぶのは、もちろん「晋三」ではなく「慎之助」。
あまりに深いジャイアンツ愛には、一国の長をも凌駕するほどの力を秘めているのです。
「日本“一”を、取り戻す。」がスローガンの彼らに、新元号の発表をした官房長官は? って
質問しても「菅野」って回答が返ってきそうです。
◆ヲタ芸で ほぼ見ていない 推しの顔 (猫背)
アイドルのライヴで、ファンたちが曲に合わせて激しい踊りをする「ヲタ芸」。
うつむき加減で首を左右に振るため、推し(=お目当て)のアイドルがステージで
パフォーマンスをしていても、ほぼ見ていないという結果になりがちです。
まあ本人たちが楽しめてるんだったら、それでいいか…。
◆雑巾を 汚さないのは 筆のため (もより)
雑巾といえば、拭き掃除に使うという用途が一般的ですね。
ところが、雑巾を汚すなんてとんでもない! というのが、絵描きの皆さん。
筆に含む水をこまめに調整するために、机の上にきれいなまま置いて
おかなければならないという訳です。
◆アマゾンの レビュー見たさに ウォッチング (コーちゃん2世)
こちらは、アマゾンに投稿している特定のレビュアーが大好きで、その人の書いたレビューを
読みたいがために、アマゾンのページをあれこれ見てしまうという句。
そういえば昨年は、アマゾンの梱包箱を集めているというマニアック川柳がありましたが、
みんなもっと普通に買い物しようよ…。
◆タピオカの ストロー集めて コレクション (もい)
かなり流行ってますね、タピオカ入りドリンク。都内のお店はどこも行列ができています。
…が、カップやストローに可愛いデザインのものが多くて、中身よりもむしろ
こっちを集める方が主目的になってしまった、というのが本作。
すぐ上のアマゾンの句と合わせて、「本来の趣旨から逸脱してるよ」シリーズ2部作が
出来上がってしまいました。
◆歌手の癖 一音外す 唄マニア (くにたろう)
いますよね、パフォーマンスにクセのある歌手。
でも、そのクセがちゃんと良い味となって表現されているのが、プロたるゆえんなんでしょう。
そんなプロ歌手の振り付けや表情を真似るのは、わりとよくあるパターンですが、
音程をあえて外すというスキルまで習得している人は、マニア度もなかなか高そうです。
◆棒がガム そんなアイスも あったよね (にゃんぽこ)
これは、1970年代にロッテから発売された「ガムンボ」ですね。
アイスを食べたあと、棒の部分がそのままフーセンガムになるというユニークな逸品でした。
これ復刻されないかなぁ? 「復アイスドットコム」にリクエストしようかなぁ、
と、昨年の「復カールドットコム」と同じことを言ってみる…。
◆トイレ後 蓋と掃除の せめぎ合い (ふぐちゃん)
トイレの使用後、トイレットペーパーを手に取って、軽く周囲の拭き掃除。
が、今どきのトイレは、使用後にフタが自動で閉まる優れモノゆえ、
そのフタが閉まる前に急いでペーパーを便器内に捨てなければ! というのがこの川柳です。
将来、AI(人工知能)の質がもっと上がったら、「この人は几帳面だから、もう少し
閉めるのを待とう」と、機械が認識してくれるようになるかも…。
◆隠語でも わかる言葉が あるんだよ (いけふくろう)
これまでにも様々な業界の専門用語をテーマにしたマニアック川柳を紹介してきましたが、
こちらは「いやいや、隠してるつもりでもバレてるから!」という逆視点からの作品。
近ごろはネットで調べれば意外と載ってるし、隠語でも下手なことは言わない方が
いいかもしれませんね。
佳作に選出された作品を投稿いただいた皆さまには、Tポイント500ポイントをプレゼントいたします!

七年目、終了です。

改めまして、たくさんの投稿ありがとうございました!
今回もすばらしい作品がたくさん寄せられました。
が、同時に、テーマや着眼点は抜群に面白いのに、それが川柳ではうまく表現しきれておらず、
思わず「惜しい!」と思ってしまう作品が、例年よりも多かったような気がします。

“五・七・五”という最小のセンテンスに落とし込むのが川柳の難しさですが、
マニアック川柳の場合は、通常の川柳よりも多くの情報を乗せないとうまく説明できないことが
多いので、より難度が高くなるのではないかな? とも思います。
そんな中で今回選出された作品たち。どれも秀逸なものばかりが出揃ったのではないでしょうか。

という訳で、1タームを2回に分けて実施した「マニアック川柳コンテスト 七」も、これにて終了です。
今年もお付き合いいただき、ありがとうございました!

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