復刊ドットコム

新規会員登録

新規会員登録

V-POINT 貯まる!使える!

マニアック川柳コンテスト 十二

マニアック川柳コンテスト 十二
ご応募ありがとうございました!

「マニアック川柳コンテスト 十二」にたくさんのご応募をいただき、ありがとうございました。
皆さまからの作品の数々を以下にご紹介いたします。

それでは、第1回 入選作品の発表です!
入選作品は、以下の3点に決定いたしました!!

入選発表!

まずは、1つめの入選作品をご紹介!
バレリーナ ごみ拾うのも アラベスク
バレエでいうアラベスクとは、片脚で立ちながら、もう一方の脚を後ろに伸ばした
ポーズのこと。
ごみを拾うときにも、つい美しくしなやかな所作が出てしまうのですね。
会社のせまい通路などで、壁や椅子に後ろ脚をガンッとぶつけてしまわないよう注意!
バレリーナのあるあるネタは、180度開脚したまま熟睡してしまうとか、
掘ればまだまだ出てきそうです。
続いて、2つめの入選作品をご紹介!
右側に 受けを配置の 美しさ
男性同士の恋愛模様を描くBL(ボーイズラブ)界では、漫画のコマの右側に受け、
左側に攻めの人物を描くのが通例なんだそうです。
さらに、AとBのカップルを「A×B」と、かけ算風に表現するだけで、
これもAが攻め、Bが受けというのが説明なしで通じると。
攻守逆転のときはどうなる? 3人のときは? まあ、深入りするのはやめておこうかな…。
そして、最後の入選作品をご紹介!
ギザ十を 求め逆らう キャッシュレス
先進国の中ではやや遅めと言われる日本のキャッシュレス化も、
ようやく4割程度まで伸びてきたようです。
そんな中、まだまだ現金派を続けるぞという“宣言”ともとれるのが、コチラの川柳。
思えば、ちょっと前までみんな当たり前のように使っていたVHSも、FAXも、ガラケーも、
すでにマニア側のアイテム。
いずれは現金もそっちのチームの仲間入りになる時代がやってくるのか!?
以上の作品を投稿いただいた皆さまには、5,000円分のQUOカードをプレゼントいたします。
おめでとうございます!

続いて、「佳作」を発表します!
このままボツにするのはもったいない!
という、入選候補として最後まで選考に残った秀作の数々をご紹介。全部で10句あります。

佳作発表!

※作品のうしろのカッコ内は、投稿者名(敬称略)です。

◆バーベルを 上げるとあちこち 痒くなる (右京之介)
こちらは、バーベルを上げているときに限って顔や頭がかゆくなるという、筋トレマニアによる川柳。
剣道だと、面を付けたままでも顔をかくことのできる小さい孫の手みたいな道具が売っていますが、
筋トレの場合は、いったんバーベルを下ろすしかないか…。
肉に小麦粉をまぶしているときの料理人や、手術中の医者など、この句に共感できる人の範囲は意外と広そう。
◆漫才の 審査の審査 しつつ観る (ミッドフィルダー)
漫才コンテストで、漫才そのものを楽しむ一方で、審査員の方もつい審査してしまうというのがこちらの句。
審査の軸はぶれていないか、一般視聴者と感覚のズレはないのかなど、審査の審査にも厳しい基準がありそうです。
審査員の審査員、さらにそれを審査する審査員… というマトリョーシカ構造がこれ以上進行すると、
ちょっとややこしい…。
◆B面の 話が通じ出す 令和 (甲子園)
CDから音楽配信時代に移行する世の中ですが、逆に近年脚光を浴びているのがアナログレコード。
米国では2022年に、レコードの販売枚数がCDを逆転したそうです。
CD時代に消えてしまったA面・B面という概念が20~30年ぶりに復活したというこのパターンこそが、
なかなかマニアックな出来事ではないでしょうか?
◆2分後に カップ焼きそば 焼いて食う (フーマー)
カップ焼きそばを作る途中で、軽く麺を炒めて水気を飛ばしてから食べる、というのがこちらの川柳。
まあ「焼きそば」と言いつつ、実際は焼かずに湯通ししてるだけですからね。
だったらはじめから袋麺でいいじゃん! と言いたくもなりますが、
やはりそこには“焼きカップ焼きそば”マニアならではのこだわりというものがあるのです。
◆英米の 虹は6色 「藍」がない (黄金虫)
今年も来ました、知識系マニアック川柳。「虹といえば7色」という“常識”は、実は世界の常識ではないのですね。
グラデーションゆえ、紫と青の間に藍色が識別できるかどうかは、たしかに微妙なところではあります。
ところで「白って200色あんねん」という発言が話題となったアンミカさんは、
虹は全何色で構成されているとお考えなのか…?
◆マイナンバー 言える友人 ナゼかいる (アロー事)
利点もあるのかもしれないけど、どちらかといえばデメリットの方が強く認識され、
イマイチ普及の波に乗り切れていない感のあるマイナンバー制度。
自分のナンバーを暗記している人、多分ほとんどいないですよね?
上手い語呂合わせを思いついたとしても、気安く友人に教えられないのがちょっと悩ましいところ。
◆サッカーに 例えられても ピンと来ず (のぴこ洞)
こちらは「非マニア側からの視点によるマニアック川柳」という、やや珍しいパターン。
サッカーマニアの例えがどんなものか思いつかなったので、その事例をAIチャットに聞いてみました。
「クリエイティブなアイデアを生み出すには、アンドレア・ピルロのようなトレクアルティスタの役割が必要」
「市場の隙間を突く戦略立案には、トーマス・ミュラーのようなロールシャドウの動きが参考になる」
う~ん、たしかによく分からん…。
◆開店好き だけどならない リピーター (怪盗メロンパン)
新しいお店に並ぶのが好きな開店マニア。早朝から長い時間待っている間に、
列の近くの人と「どこから来たの?」なんて会話が弾み、マニア同士の連帯感が生まれてそうです。
「今度オープンするあの店知ってる?」なんて貴重な新情報がゲットできる好循環が生まれたら、
やはりリピーターになるよりも“次なる新店”を目指してしまうんだろうな。
◆「のぞみ」より 長く乗りたいから「こだま」 (たくみ)
なるほど、乗り鉄はそうなるか~。「早く目的地に着きたい」ではなく「長く乗りたい」。
しかも途中駅で、のぞみやひかりの追い越し待ちが頻繁にあるので、
停車中の駅の様子をじっくり観察するという楽しみもありますね。
調子に乗って、列車から降りている間にドアが閉まってしまった、なんてことにならないよう注意!
まあでも、マニアにはそんなハプニングさえも楽しいイベントのひとつなのかも。
◆サスペンス 聖地巡りは 崖の上 (イブキング)
好きなドラマや映画のロケ地巡りをするのが好きな人、たまにいますね。
サスペンス好きならば、福井の東尋坊や千葉の屏風ケ浦あたりが外せない定番スポットでしょうか?
数人で旅すれば、被害者、犯人、刑事などに扮して、名シーンの再現なんかも楽しめそう。
上級者になるにつれて、崖だけに飽き足らず、橋の上、神社、港… と深い沼にズブズブのめり込んでいきそうです。
佳作に選出された作品を投稿いただいた皆さまには、Vポイント500ポイントをプレゼントいたします!

V-POINT 貯まる!使える!