復刊ドットコム相談室
あの本のタイトルが知りたい
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2004/02/09（返答 2件）
受付中
岩川ひろみ作 姉と弟の近親相姦風のミステリーロマン
25年以上前、週刊マーガレット掲載で
『女王蜂』を漫画化した岩川ひろみが
美しい姉と、美しい弟の近親相姦（プラトニックかも）をテーマに描いた
ミステリーロマン。
姉は髪が長く、弟は軟弱そうでした。（実はよく覚えていないのですが）
岩川ひろみは当時新人で、その作品はデビュー作か2作目程度のごく初期の作品だったと思います。
作品中に、『汝、生ある間、汝自身の欲望に従うべし』という言葉が
でてきたという記憶があります。メフィストフェレスの言葉だったかも
しれませんが、メフィストフェレスがでてきたという記憶はありません。
当時、コミックスに収録されるのを待っていましたが
いつの間にか名前を見なくなりましたので、雑誌掲載のみで終わったと思います。
将来を期待していたのでとても残念でした。
こんなマイナーな話、どなたかご記憶にありませんか。
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回答
No.1「魔女幻想」
ちょっと遅レスですが、こんばんは。
岩川ひろみさん 【魔女幻想】（週刊マーガレット'77年45号掲載）ですね。
時期的には、【女王蜂】連載後になります。（「女王蜂」は同年15～25号）
＞『汝、生ある間、汝自身の欲望に従うべし』という言葉
は、ストーリー中盤とラストシーンに出てきていました。
メフィストフェレスは出てきませんが、タロットカード絵にあるような
悪魔の姿が大ゴマで描かれている頁がありました。
主人公はイギリス貴族の御曹司で、幼い頃から「姉は魔女ではないか？」
という疑惑を抱き、また姉は姉で、弟が大学進学で実家を出るまでずっと
下僕のように扱っていた。
その姉が嫁ぎ（姉の結婚相手と弟は以前から仲がいい）、弟はそれから姉に
会わぬまま、彼女が子供を生むと同時に亡くなったことを聞く。
それから数年……弟は義兄（姉の夫）に招かれて彼のもとを訪れる。
そこに現れたのは、幼い頃の姉と同じ姿、同じ名前を持つ姪だった。
その姪は叔父（弟）に、かつて姉がしたのと同じ「忠誠を誓わせる儀式」
（跪かせて額に接吻）をする……
『そして僕らは悪魔のあたたかい庇護のもとに末長く幸福に暮らしたのだった』
という弟の述懐でENDです。
ストーリーは「姉の結婚前夜」の出来事と「幼い頃から現在までの回想」がメインでした。 -
回答
No.2Re: 「魔女幻想」
Ｃoronaさん
ありがとうございます。
あまりにもマイナーなので、期待していませんでしたのでとても嬉しいです。
【魔女幻想というタイトルだったのですね。
内容も詳しく教えていただいて、少しだけ思い出せました。
＞ 主人公はイギリス貴族の御曹司で、
そんなハイソなイメージはなかったので、てっきり日本人の姉弟だと
思っていました。
ストーリーも忘却の彼方ですが、姉の結婚相手はかなりハンサムだった
ような気がします。
ところで、ふと思ったのですが、
ちょっと川原泉の『３月革命』に似ていますね。
（って全然、違いますけれど。）
本当にありがとうございました～
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