復刊ドットコム相談室
あの本のタイトルが知りたい
-
2003/08/10(返答 3件)
受付中
曽祢まさこさんの短編で
今から約22年位前(1981年・昭和56年前後)なかよし本誌に掲載された
曽祢まさこさんの短編について、お尋ねします。
【記憶にあるストーリー】
舞台はどこか外国の村。主人公の少女(金髪の美少女・名前はリディア
だったか?)は村一番のお金持ちのひとり娘として甘やかされて育つ。
ある時、少女のお祖母さん(やはりお金持ち)が少女にそっくりな人形
を特別に作らせて、少女にプレゼントする。少女も喜び、大切にする。
成長するにつれ、そのワガママ度合いと美しさは他の少女達をはるかに
圧倒し、村の実力者の娘であることから、周囲の大人ですら少女に逆ら
えなくなっていた。持ち前の意地悪さと身に付いた傲慢で、少女は自分
より秀でた者を次々と抹殺していく(←ex.自分より歌が上手な少女の
お弁当のパイにガラス片を仕込んだりする!)
しかし。そんな少女の悪行の全てを、お祖母さんのお人形は見ていた。
そして…美しかった人形の顔は、徐々に歪んでいく。
(その歪みに、当の少女はまだ気づかない。)
そんなある日。少女はふと見た人形の顔が奇妙に歪んでいるのに気づき、
驚いて(お祖母さんがくれた大切な人形であるにも関わらず)火が燃え
さかる暖炉に捨ててしまう。『これで良し』とほくそ笑む少女。
その背後から女中が声をかけると…何と!振り返った少女の顔は、この
世の者とは思われない醜い顔に変貌を遂げていたのだった!≪終≫
こんな感じのお話でした。曽祢さんの短編としてはさほど出来が良くな
かったのでしょうが、衝撃のラストシーンが今でも忘れられません。
ここまで記憶に残っておきながら、タイトルだけがどうしても思い出せ
ないのです。情報をお持ちの方、書き込みをお願いします!
(コミックスに収録されていたら、そのタイトルも是非お願いします。)
-
回答
No.1RE:曽祢まさこさんの短編で
リリアン編みさん、こんにちは。
お探しの短編は「ジェニーの微笑」です。
主人公の名前はジェニーで、歌が上手な少女はリタです。
手元にコミックをもっているのですが、ストーリーはほぼその通りです。
細かいところはいちいち訂正しても…と思うので、書き込みはやめておきますが、
リリアン編みさんがストーリーをよく覚えていらっしゃるようで、びっくりしました。
私がもっているコミックは、
『扉の向こうには…』(ハロウィン少女コミック館)朝日ソノラマ 1989年刊
です。
残念ながら初出とかが載っていないので、これ以上の情報がないのですが、
Googleで検索したら、下記がヒットしました。参考までにご覧下さい。
(曽根まさこ氏の公式HPみたいです)
参考URL:http://www.netlaputa.ne.jp/~gureko/comic/new.html
2003/08/11
-
回答
No.2ありがとうございます(^^)/
こづちさん、情報を有り難うございました!
そうですか~、タイトルは「ジェニーの微笑」でしたか!
こづちさんによれば、私の記憶上のお話はかなり合っていた
そうですが、主人公の名前が全然違いましたね~←リディア
って誰なんだろう(笑)??
掲載時期も作者も話の内容も、ここまで細かく憶えていたのに、
どうしても肝心のタイトルが出て来ませんでした。
今回判明して、非常にスッキリしました!
情報をお寄せ戴き、誠に有り難うございました!
※余談になりますが、こづちさんのご案内で曽祢さんのHPへ
行って出版データを調べてみました。そうしたら、7月に文庫で
再版された「七年目のかぞえ唄」に問題の「ジェニーの微笑」が
併録されている事も判りました。重ね重ね、御礼申し上げます。
2003/08/11
-
回答
No.3やはり「ジェニーの微笑」でした!
こづちさんからの情報を得ての自己レスです。
文庫版「七年目のかぞえ唄」を早速入手しまして、例の「ジェニーの微笑」
を読みました…結果、大ビンゴでした!!
こづちさんのご指摘通り、エピソードの細部で私の記憶違いはありましたが、
記憶していた衝撃のラストシーンは…20年以上の年月を経ても健在でした!
…凄いっ!今見ても、ヒロインのご面相は怖いです~!!
興味をお持ちの方、機会がありましたら是非ご一読をお奨めします。
(こづちさん、情報をお寄せ戴き、誠に有り難うございました!)
2003/08/13
次の画面へお進みください