復刊ドットコム相談室
あの本のタイトルが知りたい
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2003/02/03(返答 2件)
受付中
男の子がきりんの絵を描く話です
約15年前、たぶん図書館で借りて読んだ子供むけの本です。内容は…
男の子が学校の宿題で動物園に絵を描きにいきます。
あれこれ迷ってきりんを描く事に決めるのですが、あまり気がのらずいい加減に描いてます。
すると描かれていたきりんが話し掛けてきます。
「私、そんなにぶさいくじゃないわ」
きりんのアドバイスに沿って描いていくうちに、男の子はだんだん描くのが楽しくなっていきます。
きりんの注文はだんだんエスカレートしていきます。
「仲間を描いて」「サバンナを描いて」「サバンナの夕焼けは燃えるように赤いのよ」
そして「サバンナの夜は漆黒」っという注文に、男の子が画用紙を真っ黒に塗り尽くすと、きりんはその画用紙を加えて檻の中に消えていきます。
私の記憶が正しければ、そのきりんはその後病気になり、真っ黒な画用紙にサバンナを思い描きながら死んでしまいます。
今思い出してもかなり切ない話でぜひもう一度読んでみたいのですが、肝心のタイトルが思い出せません。
お心当たりがある方は、ぜひ教えて下さい。よろしくお願いします。
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回答
No.1なつかしのサバンナ
Kaine様がお探しの本は「なつかしのサバンナ」という本だと思います。
「なつかしのサバンナ」 堀内純子さく 鈴木まもるえ
(ひくまの出版,1986)
元々は昭和54年講談社から出た「ねずみの家ははっぱ色」という
短編集に再録されていたそうです。
きりんのいずみはかなり年をとっていて、
男の子=かずくんが次に動物園に行ったときには檻が空になっているのですが、
飼育員のおじさんが
「黒い画用紙をずっと持っていたので壁に貼ってやったら
嬉しそうに見ていた」
とかずくんに教えてくれる、というラストでした。
かなり古い本ですが、
日販のサイト:本やタウン(https://www.honya-town.co.jp/)によれば
出版社にまだ在庫があるようです。
私も読みましたが胸がじん、となるようなお話ですね。
大きめの図書館でしたら多分持っているところが多いと思いますので
一度内容をお確かめください。
首尾良く再会できることをお祈りしております。
参考URL:https://www.honya-town.co.jp/satellite/index.html
2003/02/10
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回答
No.2ありがとうございました
タイトルにも聞き覚えがあるので、おそらく間違いないと思います。
もう見つからないかと思っていたので、ご存知の方がいたこともうれしいです。
はるる様、お返事とくわしい情報ほんとにありがとうございました!
2003/02/16
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