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あの本のタイトルが知りたい

  • 2002/07/08(返答 6件)

    受付中

    手塚治虫先生の狐女房のお話

    手塚治虫先生の狐女房のお話の題名を教えてください。
    武士に命を助けられた狐が人間の女に化けようとするのですが、どうしてもしっぽが出てきてしまいます。お尻にくるくるとまきつけて化けて「これでよし」と言うのですが、かわいいお尻にしっぽのあとがついていました。
    子供も生まれて幸せに暮らすのですが、最後にはでていかなければならなくなり、狐は屏風に別れの歌を残して森へ帰っていきます。
    ずいぶん昔に読んだので、頭の中で創ってしまっているところがあるかもしれません。
    元になった古典があるらしいので、そちらも知りたいです。そこから油揚げのことを『しのだ』と呼ぶようになったと聞いたのですが、その理由もご存知の方お願いいたします。


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  • 回答
    No.1

    RE:手塚治虫先生の狐女房のお話

    > 元になった古典があるらしいので、そちらも知りたいです。そこから油揚げのことを『しのだ』と呼ぶようになったと聞いたのですが、その理由もご存知の方お願いいたします。

    『葛の葉伝説』ですね。それで生まれた子どもが、陰陽師・安倍晴明だと言われる…


    2002/07/08

  • 回答
    No.2

    RE:RE:手塚治虫先生の狐女房のお話

    > > 元になった古典があるらしいので、そちらも知りたいです。そこから油揚げのことを『しのだ』と呼ぶようになったと聞いたのですが、その理由もご存知の方お願いいたします。
    >
    > 『葛の葉伝説』ですね。それで生まれた子どもが、陰陽師・安倍晴明だと言われる…

    蛇足を承知で補足させていただきます。
    いわゆる「異類婚伝説」で、日本霊異記にも出てきます。
    文楽あるいは歌舞伎では「芦屋道満大内鑑」という外題です。
    阿部保名に命を助けられた狐が、許婚に化けて夫婦になり子(のちの晴明)を
    なしますが、本物が登場して正体を見あらわされてしまい、
    「恋しくば尋ね来てみよ和泉なる信田の森のうらみ葛の葉」
    と書いて姿を消すのが見せ場となっています。
    詳しいストーリーは歌舞伎のサイトでも検索すれば出てきますが、
    和泉も信太も実在の地名で、狐のもとのすみか、ということですね。
    お答えにはなっていないかもしれません、ごめんなさい。


    2002/07/09

  • 回答
    No.3

    ねこむしさま・RINKOさま

    さっそくのお返事どうもありがとうございます!

    > > 『葛の葉伝説』ですね。それで生まれた子どもが、陰陽師・安倍晴明だと言われる…

    それで安倍晴明は狐の子と呼ばれているのですね。それも不思議だったんです。

    > 蛇足を承知で補足させていただきます。
    > いわゆる「異類婚伝説」で、日本霊異記にも出てきます。
    > 文楽あるいは歌舞伎では「芦屋道満大内鑑」という外題です。
    > 阿部保名に命を助けられた狐が、許婚に化けて夫婦になり子(のちの晴明)を
    > なしますが、本物が登場して正体を見あらわされてしまい、
    > 「恋しくば尋ね来てみよ和泉なる信田の森のうらみ葛の葉」
    > と書いて姿を消すのが見せ場となっています。

    許婚がいたのですか。悲恋ものでもあるんだ…。

    > 詳しいストーリーは歌舞伎のサイトでも検索すれば出てきますが、
    > 和泉も信太も実在の地名で、狐のもとのすみか、ということですね。
    > お答えにはなっていないかもしれません、ごめんなさい。

    そんな、とんでもない!
    歌まで教えていただいて、ほんとうにうれしいです。
    マンガの題名がわかったら、お2人とも、ぜひ読んでみてくださいね。



    2002/07/10

  • 回答
    No.4

    続・ねこむしさま・RINKOさま 判明しました!

    お2人に教えていただいたキーワードで検索をかけた結果、『悪右衛門』と判明致しました!
    以下、手塚治虫先生のサイト、『手塚治虫@ワールド』からその内容を。 

    左大将が天下を取るためには千匹の狐を狩る必要があると占いに出た。そのため狐狩りを命ぜられたのが嫌われ者の悪右衛門。彼の狐狩りに対抗すべく狐たちは、一匹の雌狐を悪右衛門の妻に化けさせて、彼の家へと送り込む。愛を知らない悪右衛門と、同胞たちが殺されて行く悲しみに身をよじりながらも悪右衛門に真実の愛を見いだし始める雌狐との物語。これは『ライオンブックス』シリーズの第6作目となります。手塚治虫の原作を、彼の長男でヴィジュアリストの手塚眞が初めてアニメ化に挑戦した作品でもあります。

    ちょっとわたしが覚えていたのとは内容が違いますが、これは手塚眞氏のアニメーションの紹介だったので、マンガとは変わっているのかもしれません。
    お2人のご協力なくしてはわかりませんでした。ありがとうございました。お2人が読んでくださることを祈りつつ、感謝を込めまして…。


    2002/07/17

  • 回答
    No.5

    RE:手塚治虫先生の狐女房のお話

    遡ること十余年前、高校の芸術鑑賞の時間に、松嶋屋こと片岡仁左衛門(当時はまだ孝夫?)が筆をくわえて屏風に達筆してたのを思い出しました。これが晴明の母ちゃんだったとは…。とてもためになりました。
    この舞台の一番の見どころは仁左衛門のひとり二役早替りだったと思いますが、これが葛の葉と葛の葉姫だったんですね。(なんも知らんと観てたのがちょっと勿体ない)機会があればもう一度『…大内鑑』見てみたいなあ。ちなみに原作の人形浄瑠璃では、晴明が殺された父ちゃんの保名を甦らせる戻橋の場面もあるんだとか。こっちも結構そそられます。
    『悪右衛門』、私も探してみようと思います。でも悪右衛門って道満の弟なんだよね?配役がこんがらがりそう。

    異類婚ではこちらも同じく狐が女に化けて嫁ぎ、真相ばれて姿をくらます『吉野狐』という落語の一席。この落語のサゲが「『よしの』が『しのだ』に変わった」というので、その油揚げのうどんのお噺。あんかけうどんにきつねうどん、他にも小田巻、アンペイ、しっぽくとこっちも話がややこくて、こんがらがってしまいます。あんかけうどんを吉野というのは、奈良吉野産の葛の粉を使うからだとか。ここでも葛がでてきました。これにもなんかの関連があるんかな?


    2002/08/07

  • 回答
    No.6

    しげさま

    しげさま、けっこう前のトピックなのに、興味を持っていただいてうれしいです。
    とてもすてきな高校に通っていらしたんですね。
    今まで歌舞伎や浄瑠璃とは接点がなかったのですが、ここから入門できそうです。

    > 『悪右衛門』、私も探してみようと思います。

    収録された単行本を見つけましたので、ご参考までにお知らせいたします。

    『タイガーブックス(2)』  手塚治虫漫画全集(122)
     講談社  ¥563

    わたしは今取り寄せているところです。
    ぜひ、しげさまも読んでみてくださいね。

    > 異類婚ではこちらも同じく狐が女に化けて嫁ぎ、真相ばれて姿をくらます『吉野狐』という落語の一席。この落語のサゲが「『よしの』が『しのだ』に変わった」というので、その油揚げのうどんのお噺。あんかけうどんにきつねうどん、他にも小田巻、アンペイ、しっぽくとこっちも話がややこくて、こんがらがってしまいます。あんかけうどんを吉野というのは、奈良吉野産の葛の粉を使うからだとか。ここでも葛がでてきました。これにもなんかの関連があるんかな?

    落語はかなり興味があったのですが、この噺は寡聞にて知りませんでした。
    上方落語なんですね。さがしてみます。

    昔のおぼろげな記憶から世界が広がったようでとてもうれしいです。
    ありがとうございました。


    2002/08/17

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