だいぶ前のトピックですが…見てもらえるでしょうか…。

　「花とゆめ」発売年不明の１７号に載った作品です。半端な情報ですみません。雑誌からの切抜きを、段ボール箱の中から発掘しました(^_^;)

　主人公はシャーリーという９歳の女の子。
　両親はウォール街の証券取引所で忙しく働いていて、なかなかかまってもらえない彼女は「パパもママも嫌い」と不満爆発。
　母の友人宅に預けられ、そこでレイ（１６歳）という少年と出会い、「両親は君の為に働いているのだから」と諭されますが、シャーリーは聞き入れず、一人で散歩に行ってしまいます。
　そして、魔女と噂される老婆、リージィの館へ、好奇心から近づきます。
　レイに、「大人になればわかる」と言われた事が不満だったシャーリーは、リージィに大人になる魔法を教わり、その夜実行します。
　魔法の期限は８時から１２時。夕食を持って来てくれたレイも、彼女にとっては邪魔なだけで、喧嘩になってしまいます。
　＞「ひたいに　手をあてて　名前を３回」
　　リージィ　リージィ　リージィ…
　魔法は成功し、シャ－リーは街へ出て、デート中のレイを見つけ、声をかけます。（レイの相手は怒って帰ってしまいます）
　「知ってる子に似ている」と言うレイに「その子の事」を話してもらい、両親の愛情に気付き、涙を流します。
　＞パパ！　ママ！
　　悪い娘ですね　悪い娘ですね！
　＞「やさしいんだね　人のために　泣くの？」
　＞「その子が　昔のわたしに　似てるから…」
　レイは、「自分の家の庭に、好きな人の好きな花を植えるのが夢」「君の好きな花を植えたい」とシャーリーに告白。
　「好きな花はシャスターデイジーよ」と伝えたところで、魔法は時間切れ。
　走り去るシャーリーに、レイは「ぼくの家へおいでよ」と叫びます。
　
　次の日、両親が迎えにきて、レイともお別れ。
　レイは、「ぼくの好きな子を見せたかった」と言います。
　もし来なくても、ずっと待つと言うレイに、シャーリーは大人びた表情で「パパとママの事をわかってあげられると思う」と告げます。

　そして、何年か後、鏡の中にあの夜の自分の姿を見たシャーリーは、不安を抱えてレイの家へ。
　庭にはシャスターデイジーが咲いていて、レイが立っていました。

みけ様、ありがとうございます。
確かにこれです！書いていただいたあらすじを読んで、記憶がドッと甦りました。（すっごくいいかげんな記憶だった、私・・・）

クリスマスにこんな素敵なプレゼントがあるなんて思いませんでした。今でも入手できるのか探しに行ってきます。