復刊ドットコム相談室
あの本のタイトルが知りたい
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2001/02/28(返答 0件)
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不格好なスーツに美しい靴を履いた先生の話
もう20年くらい前になりますが、小学校の図書室で借りて読んで大変印象深かった本です。
うろ覚えなのですが、中学校の同窓会(?)での先生のお話という形のストーリーだったように記憶しています。不格好なスーツに素晴らしく美しい靴を履いた先生が、担任に持った二人の障害を持った生徒(ことによると一人は身体的な障害ではなく、貧しかったと言うことだったかも)の卒業後の話をします。一人は仕立屋に、もう一人は靴屋になるのですが、やはりそれぞれ背負った障害に苦しみながら努力し、靴屋の方は立派な職人になるのですが、仕立屋の方は苦労してやっと一着のスーツを仕立て、お世話になった先生にプレゼントして死んでしまいます。そうしてその二人の作品、一方は美しい靴、もう一方は不格好なスーツですが、それが先生にとっては同じくらいうれしく、大切であるといったような話だったと思います。
そういった感動的な話がたくさん載っていた本の一部だったかもしれません。今読み返して素晴らしいと思えるか自信がないのですが、少なくとも当時大変感動したお話で、もし、今読んでも鑑賞に堪えられるようなものであれば自分の子供に読ませてやりたいと思っています。おわかりになる方がいたら教えてください。
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